作品タイトル不明
いやぁ楽しみだ!!
ディアックさんの話を聞きうんざりとしているとディアックさんは話を続ける。
「無論陛下はそんな言葉に耳を傾ける事は無いだろう・・・・が、余計な雑音は出来るだけその耳に入れる事はしたくない・・・だから公式の場では礼を尽くす事を心掛けよ・・・そうすれば変な輩は近寄ってはこぬ」
まあ確かにその通りなんだけどディアックさんは大事な事を忘れてる!!
「あの・・・ディアックさん?」
私がそう言うと初めて振り返り私に視線を向けて来たので私はその視線を受けながら口を開く。
「私は平民でもう陛下に会う事は無いと思うけど」
今回陛下と会ったのは称号授与式のせいで会う事になった。
でももう遺跡調査も終わったしアグリに戻るつもりだから陛下に会う事はもうないと思う・・・だからもう二度と公式の場でもプライベートでも会う事は無い・・・・・はず!!
「ん?どうしたのディアックさん?」
何でそんなに深い溜息をつくの?私変な事を言ってないよね?と思ってたらディアックさんが真剣な顔で口を開く。
「お前は自分の価値をもう少し理解した方が良い・・・着いたぞ・・・入れ」
そう言いながら扉を開けて部屋の中へと入って行ったので私も追いかけるように部屋の中へ入る。
部屋の中へ入るとディアックさんが一人の騎士と話しておりその騎士がディアックさんと話した後に一度頷きその後に私に視線を向けて微笑む。
「初めまして魔導師殿、私は帝国騎士団の副団長を務めるエルナン・バーズと申します」
「どうもフローリア・ランズです」
どうやらこの部屋はディアックさんの仕事部屋みたいだね。
「総長より貴女をボルクス殿の所までご案内いたします」
ん?ボルクスって誰?初めて聞く名前なんだけど?と首を傾げているとエルナンさんが苦笑する。
「帝国の中で最高の腕を持つ鍛冶師です」
あ!そう言えば鍛冶師を紹介してくれるって事だった!!ディアックさんと真面目な話をしてて忘れてた!!
「よろしくお願いします」
作って貰う全身鎧はナイトの体となるから腕のいい鍛冶師に作って貰うのは助かるね!!いやぁ楽しみだ!!
「では行きましょう」
そう言った後にエルナンさんがディアックさんに一礼した後に部屋を出て行ったので私もディアックさんに一礼してから部屋を出て部屋の外で待っていたエルナンさんと合流し歩き出す。
「城からボルクス殿の工房まで30分ほどかかりますが大丈夫ですか?」
私はその問いに頷く。
「それにしても貴女は魔術師・・・・失礼しました・・魔導師でしょう?何故鍛冶師にお会いになられるのですか?」
歩きながらそう話しかけて来るエルナンさんに私は口を開く。
「私を守ってくれる子に最高の鎧をあげたいと思って」
街で売られてる全身鎧は男性が装備するような物ばかりだから女騎士の全身鎧を作って貰うんだ!!ナイトは喜んでくれるかな?と思っているとエルナンさんが驚いた顔で私を見て固まっていた。
「どうしたの?」
固まってるエルナンさんを見ながらそう聞くとエルナンさんが現実に戻って来て戸惑った顔で口を開く。
「陛下から直々に褒美を与えられえたのですよね?欲しいものを申せ・・・と」
「うん」
いきなり言われて考えた結果がナイトの体って事になったんだけど?と頷くとエルナンさんが微笑んで口を開く。
「なるほど・・・陛下が気に入る訳だ」
へ?どういう事?