作品タイトル不明
これの事だったのね!!
案内された扉を見て固まっていると両端に立つ騎士達が私達に気がつき私に視線を向けて最敬礼をする。
「え?何?」
私何で敬礼なんてされてんの?と思っていると騎士達が動き出し扉を開ける準備をしその準備が終ると片方の騎士が微笑み口を開く。
「扉を開けたらそのまま中へとお進みください、では開けます」
そう言った後に2人の騎士は豪華な扉をあけ放ったので私は言われた通り中へと入る。
「は?」
中へと入ると正面に陛下と皇妃様・・・そして通路の両脇にかなりの数の人達・・・・恐らく貴族たちが立っていて全員が中に入った私に視線を向けている。
そしてその中にテリーさんやセレーヌさんもいてセレーヌさんが私を見てニコニコしながら小さく手を振って来た。
・・・・さっき『後でね』って言ってたのはこれの事だったのね!!と呆れていると両脇に立っている人の中から1人の男性が前に進み口を開く。
「フローリア。ランズ!前へ!!」
え?もしかして陛下の前まで歩いて行けって事?ならいくけどさ。
そう思い歩いきた一応玉座に座る陛下の前で膝をつく。
それを見たさっきの男性が更に口を開く。
「此度のユリシーズ反乱において多大な功績をあげたフローリアに陛下から直々に褒美を賜る栄誉が与えられる事となった!」
え?その為に此処に連れて来られたの?大袈裟すぎないかな?と考えていたら陛下が真剣な顔で口を開く。
「此度の戦いで被害を最小限に抑える事が出来たのは其方の尽力のお陰と聞いておる」
ってか帰って来てすぐに呼びだされて夕食のついでに陛下が聞いて来たんですよね?
「一つ聞きたい」
ん?聞きたいって何を?ユリシーズ攻略戦に関しては全部話したと思うんだけど?と思っていると陛下が話を続ける。
「其方は周りに『自分は魔術師ではなく魔導師だ』といっているようだな?其方は何故【魔導師】と名乗る?」
あれ?陛下には言ってなかったかな?まあ隠す事でもないから答えるけど。
「私は【魔術】と【魔法】両方の道を研究し進む・・・・だから二つの魔の道を進む者・・・魔導師と口にしました」
だって【魔術】と【魔法】のを使えるんだもん魔術師って感じじゃないと思う。
そう言うと陛下が納得したように頷き真剣な顔で口を開く。
「なるほど納得した・・・・が!それ以外の意味も持たせよ」
は?どういう事?
「どう言う事でしょうか?」
陛下の言ってる事がわからないんだけど?と思いそう聞くと陛下がニヤリとし話を続ける。
「これより国・・・いや皇帝が認めた者のみ【魔導師】を名乗る事とする!余が認めた者・・即ち帝国最強の術者であるという事だ、余は其方にその最強の称号である【魔導師】の称号を其方に贈る」
あれ?ただ思い付きで名乗った【魔導師】が国が認めた者にしか与えない称号になったよ?かなり大袈裟な事になってるんだけど?
「それとこの称号授与とは別に其方の望む事を一つだけ叶えてやろう、申してみよ」
え?いきなりそんな事を言われても・・・・・あ!
私は少し考えてから陛下に視線を向けて口を開く。
「でしたら帝国で最高の腕を持つ鍛冶師に全身鎧を作って頂きたい」
帝都に戻っいて来てから城下町になる武器防具がある店を回っているんだけどなんかピンとこないんだよね!ナイトは女の子って事だからそのイメージに合わないというか・・・だから帝国が最高と認める鍛冶師にオーダーメイドで頼めばいいと考えたんだ。