作品タイトル不明
それを汚すなんて怖いよ!!
「お帰りなさいませリア様」
セレーナさんに会いに行ったら家の前でルナード伯爵家の執事さんであるギレスさん家の前で私達を待っていて私を見るなり一礼してそう声を掛けてきた。
「ただいま帰りましたって言うかここはシアの家なのにお帰りなさいはおかしくない?」
私がそう言うとギレスさんが微笑みながら口を開く。
「旦那様も奥様もお嬢様も貴女の事をご家族だと思ってらっしゃいます、であれば『お帰りなさいませ』でいいのですよリア様」
それは嬉しいけどなんか照れる!!と内心思っているとギレスさんが話を続ける。
「奥様がお待ちになってますので中へお入りください」
あ・・・やっぱりもう伝わってるんだね。
「わかった」
もうかって知ったるって感じで扉をくぐり家へと入る。
「お帰りなさいリア様」
家に入ったその先でルナード伯爵家のメイド長であるエスメラルダさんが待っていて私を見て微笑みそして口を開く。
「怪我も無くお戻りになって安心しました、奥様が待っているので行きましょう」
私達はエスメラルダさんに案内される形で家の中を進みそしてあつ扉の前で足を止める。
エスメラルダさんが足を止め扉をノックしてその後に口を開く。
「リア様をお連れしました」
「入って」
その言葉を聞きエスメラルダさんが扉を開けて左へと移動し口を開く。
「お入りください」
私はそのまま部屋へと入りソファーに座っているセレーナさんを発見し一礼。
「お帰りなさいリアちゃん!無事で戻ってきてくれて嬉しいわ!!」
立ち上がったかと思えばそのままそう口にしながら抱きついてきたので私は慌てて口を開く。
「まってセレーナさん!!私いさっき帰って来たばかりだから汚れてる!!抱きつくのはお風呂に入った
後!!!」
セレーナさん程の身分の人が着る服は高いにきまってる!!それを汚すなんて怖いよ!!と思いながらセレーナさんにそう言うとセレーナさんが私を睨みながら口を開く。
「何を言ってるのリアちゃん!娘を抱きしめるのに汚れなんて気にする親はいませんよ?さあいらっしゃい!!」
両手を広げてニコニコしているセレーナさんを見て私はため息をつく。
「いつの間に私のお母さんになったんですかセレーナさんは?」
私がそう言ってもセレーナさんは両手を広げたままニコニコしながら私を見ている。
「うんうんいい子ね」
セレーナさんが梃子でも動かないと感じ諦めてセレーナさんの懐に入るとセレーナさんが優しく抱きしめてきて耳元で優しい声で囁いてくれた。
「本当に無事で良かったわ・・それと報告は聞いてるわ・・・帝国の為に手を貸してくれてありがとう、貴女のお陰で多くの帝国の民が救われたのよ・・・本当にありがとう」
その言葉を聞き手伝って良かったな・・・と今更ながらに思ってしまった。
「さて!詳しい事は夕食の時に聞かせてもらう事にしてまずはお風呂ね!!エスメラルダ!!」
セレーナさんが私から離れたと思ったら後に控えているエスメラルダさんに視線を向けそう声を掛けるとエスメラルダさんが一礼した後に微笑み口を開く。
「畏まりました今から体の隅々までお綺麗に流させ頂きます、その後に旅の疲れをとる為にマッサージをすっるように手配いたします」
エスメラルダさんの言葉を聞きセレーナさんが満足そうに頷く。