作品タイトル不明
確かに言われてた!!
「盗賊が来たぞ!」
帝都へと戻る旅をはじめて1日後の夜・・・・私達は出発後初めての襲撃を受け見張りの声によって起こされた。
私達はいつでも戦闘できるように武器を手に取りテントを出ると見張り班と盗賊との戦闘が始まっており私達もその戦闘に参加する。
「取りあえず」
無詠唱の【エアインパクト】で見張りの騎士と戦っている盗賊を吹き飛ばしておく。
「そりゃ!!」
何か張り切った声が聞こえたので見てみるとディアナが襲い来る盗賊を切り伏せた所だった。
戦闘に参加してから10分後・・・戦闘は終わった。
「休息班は後は見張り班に任せて眠りなさい!見張り班は後始末を始めて!!」
ユリアンの指揮のもと見張り班が後始末をし始めたので私達は邪魔をしないようにテントに戻る事にしてテントの中に入ってほっと一息つく。
私の隣に一緒に入って来たディアナが座り彼女も彼女ホッと一息ついてその後に口を開く。
「やっぱりまだこの辺は危険ね」
私はその言葉に頷く。
「ユリシーズは堕としたけど、キルアスキルが集めた盗賊にはあんまり関係ないからね」
キルアスキルが集めた奴等に活動資金と武器を配ってるから資金が尽きるまでは安心できないだろうね。
「まあでもユリシーズ攻略隊が見回りをしながら盗賊狩りをしているから少しずつでも収まって来るとは思うよ」
頑張れアインハルト兄さん!
「それじゃあもう一度寝ましょうか?」
「うん」
私が頷くとディアナが立ちあがり自分のテントへと戻っていったので私はティファとミーティアを抱き枕にしてもう一度夢の中へと入りこんだ。
そしてそれから一か月後私達は予定よりも遅く帝都につく事となった。
予定よりも遅くなった理由は簡単!最初に襲われた日から2週間ほぼ毎日盗賊に襲われたからだ。
帝都に近くにつれ治安が回復していき襲われなくなったが、毎回10人から20人の徒党を組んで襲ってくるんだから対応しなきゃいけなくて、進む速度が遅くなり結果予定よりも帝都につくのが遅くなったのだ。
「ついたぁ・・・・私暫くは何もしたくない」
襲われなくても警戒はしなきゃいけなくてなんか疲れた・・・きがする。
ユリアンがぼやく私を見て苦笑する。
「まあもう安全な帝都なんだからのんびりできるわよ、それで今からリア達はルナード伯爵の家へ行くの?」
ん?何で?
「え?宿をとって休むつもりだけど?あ!ディアナは一度家に帰ったら?暫く帰ってなかったから顔出してきなよ」
私がそう言うと何故かディアナとユリアンが2人揃って深い溜息をつく。
「あのねリア?ルナード伯爵の家・・・シアの実家に行かないと後々面倒になるわよ?」
「へ?」
ユリアンの言葉に真顔でディアナが頷いてるのを見て私は首を傾げる。
「前にセレーヌ様に『帝都に来たら必ず家に来る事』って言われてなかった?」
・・・・・・・・・・確かに言われてた!!
「でも少し宿で休んでからでもいいんじゃない?」
私がそう言うとユリアンが真剣な顔で口を開く。
「多分もう私達が帝都に戻ったという情報はセレーヌ様に伝わってるはずよ?だったら早めに顔を出したっ方が良いわ」
確かセレーヌさんって元情報部にいたって位だから情報を得るのは早いか。
「わかったよ、まずセレーヌさんに会いに行ってから宿をとるよ」
私とディアナはセレーナさんに会いにいきユリアンはそのまま城へと向かい今回の事件の全貌を上層部へと伝えに行く事となった。