作品タイトル不明
お嫁に行けなくなっちゃう!!
お風呂に入った後にディアナと話しているとノック音が聞こえてディアナが立ちあがり扉の前まで移動して口を開く。
「誰?」
「私よディアナ」
扉の向こうからユリアンの声がしたのでディアナが鍵を開け扉を開く。
「ご苦労様」←上司から部下に向けての言葉なのでまだ「お疲れ様」の方が一般的では?
入って来るユリアンにディアナがそう声を掛けるとユリアンが苦笑する。
「本当に疲れたわ、一応話したい事もあるから食事前に時間を頂だい」
私とディアナはユリアンの言葉に頷く。
私が頷くとユリアンはホッとした顔になり部屋に入って来る。
そして私達全員が席に着いて直ぐにユリアンが真剣な顔で口を開く。
「まず今回の事を話したら安心してたわ」
まあ私達がユリシーズ攻略戦に勝った事でユリシーズがグランパルスへの進軍をする事がなくなったって事だから安心するよね。
「それでリアとディアナの2人に頼みがるのよ、私の頼みじゃなくて領主様の頼みなんだけどね」
ん?領主様の頼み?なんだろう?と首を傾げているとユリアンが苦笑する。
「無茶苦茶なお願いじゃないわよ、グランパルスの領主様が教えてくれた『『隠し通路』を誰にも言わないで欲しい』って、あの通路はグランパルスに何かあった時に使われる道で知る人間は少ない方が良いからね」
まあ確かにあそこは非常時の逃げ道で盗賊なんかに知られると私達がやったように盗賊達が侵入して来て蹂躙する・・・って可能性もあるからね。
「わかったよ」
私がそう言うとディアナも頷き『誰にも言わないわ』と口にする。
ユイリアンはそれを見て一度うなうずくとそのまま話を続ける。
「それと・・・これは・・・・まあ・・・貴女達次第ってことだけど」
ん?何を言い辛そうにしてるのユリアン?と首を傾げるとユリアンが話を続ける。
「リアとディアナに領主様がグランパルス家に仕えないか・・・・・・と聞いて欲しいと言われたわ」
「「え?メンドクサイから嫌」」
ユリアンの言葉にノータイムでディアナと同時にそう口にする。
それを聞きユリアンが苦笑する。
「そう言うと思って領主様には『多分無理ですよ?』とは言ってあるわ・・・・にしても本当に似た者同士ね2人は」
ユリアンの言葉に私は『え?』と口にしディアナは苦笑する。
「ちょっと待って!私はディアナみたく脳筋じゃないよ?」
むしろ私は頭脳派の人間だよ?と言うとディアナがジト目で私を見て口を開く。
「酷い言われようね・・・リア?」
「あ・・・・いひゃいれすでぃふぁなさん」
ディアナが両頬を左右に引っ張りジト目で私を見ているのでそう言うと更に引っ張る。
「いひゃいいひゃい!ほほがとへる!!」
両頬が伸びたら変な顔になる!!そうしたらお嫁に行けなくなっちゃう!!結婚する気は無いけど!!
私の痛がる姿を見て満足したのかディアナが手を放し口を開く。
「理解した?私に言う事は?」
その言葉に私は少し考えてから口を開く。
「ディアナってもしかしていじめる事に喜びを・・・・いひゃいれすでぃふぁなさん!!」
最後まで言う前にまた両頬を引っ張られて痛みに苦しむ私・・・そんな私を見てユリアンが苦笑する。
「本当に仲がいいわね貴女達」
仲がいいのは認めるけど今は助けて欲しいんですユリアン!!