作品タイトル不明
伝えてなかったよ!!
いきなり変な事を言いだした自称領主様に私は溜息をついた後に自称領主様に視線を向ける。
「いきなり仕掛けてきたのはそっちでしょ?これは正当防衛だよ、それにアンタはこの騒ぎの首謀者って事で捕縛命令が出てるから不敬にはならないよ」
私がそう言うと自称領主様が少しお路どいた顔をした後に残った左手を私に向ける。
「チッ!取り敢えずここら辺を吹き飛ばしてバックレるか」
何の【魔法】を使うのかと構えて自称領主様の口元を見ていると『エクスプロ』まで言葉が紡がれるのを聞いて私は慌てて【魔法】を邪魔する為に【エアブレイド】を放ったけど慌てたせいかその【エアブレイド】は【魔法】の邪魔をするどころか自称領主様の首を刎ねてしまった。
「あ」
・・・・・・・・・・・あれ?狙いががズレちゃった!あれ?捕縛命令が出てるのに殺しちゃったらヤバくね?シア達に滅茶苦茶怒られそうな気がするんだけど?と冷や汗を流し始めると後ろで見守っていたディアナが口を開く。
「えーっと・・・・あれは仕方ないと思うわよ?【魔法】を使うのを防ぎたかったんでしょ?」
私はディアナの言葉に何度も頷く。
「だよね?多分【エクスプローション】を使うつもりだと思ったんだよ!あれを使われたら私達だけじゃなくて周囲にいる人たちまで巻き込まれると思って【エアブレイド】で邪魔してやろうと思ったらミスった!!」
私達だけなら【防御結界】で守れるけど【エクスプローション】は【サウザンドボルト】よりも広範囲だから発動前に潰したかったんだよね、でも慌て過ぎて狙いがズレた。
使い慣れてると思ってたけどこんな所で凡ミスが出るとは・・・・こりゃ後でもう一度低級魔術から訓練した方が良いかな?と思っていると見慣れた人・・・シアが仲間を引き連れてこっちに向かってくるのが見えたので手を振って私がここに居るよ!と合図を送る。
それを確認したシアが少し驚いた顔になり私に向かって小走りはじめ私の前にやってきた。
「残るとか言ってたのに何でここに居るのリア?」
そう聞てきたので私は此処に来た理由と少し離れた場所に倒れてる首無しの死体の事を話す。
「リアの判断は正しいでしょうね、お陰で私達に被害は出ずに首謀者を打ち獲れた」
真剣な顔でシアがそう言って来たので内心ホッとする。
・・・・・・・・首謀者を殺して怒られなかった・・・・と!!
「それじゃあこれから私達は油断しないように領主の館の制圧をします」
私が内心ホッとしているとシアは後ろに控えている仲間に向かいそう言った後に私に戻してとてもいい笑顔で口を開く。
「そう言えば・・・・私はナイトのお陰で命拾いをしたのお礼を言うわ」
あれ?そう言えばナイトがいない?どうしたんだろう?
「え?ナイトがシアを守ったの?護衛を頼んで正解だったね!!で?ナイトは何処に居るの?此処にはいないみたいだけど?」
私がそう聞くとシアが笑顔のまま私の顔のまん前まで来て口を開く。
「ボンクライの不意打ちから私を守って吹き飛ばされたのよ」
「は?」
え?ちょっ!!
「え?ナイトは無事なの?もしかしてここに居ないって事は・・・・」
最悪の事が頭に過りそう聞くとシアが更に顔を近くに寄せて口を開く。
「ねえリア?」
・・・・・・・あれ?もしかしてシア・・・怒ってる?
「私ナイトがゴーレムって事を聞いてないんだけど?」
あれ?シアにナイトがゴーレムって事を伝えてなかったっけ?
「あ」
伝えてなかったよ!!