作品タイトル不明
もろに受けたら本当に死ぬからね!!
乱戦の続く街で襲ってくる賊達を倒しながら領主の館に向かい進みやっと領主の館の玄関先まで来ることが出来た!と思ってたら玄関の扉が開き1人の男が出て来た。
「ん?」
私達を見てその男がそう口にしたのを聞き首を傾げているとディアナが剣を構えて口を開く。
「リア、この男は逃がさない方がよさそう」
その言葉に私はニーズヘッグを構える。
私達が戦闘態勢を取ると目の前の男はめんどくさそうに私達に右手を突き出し口を開く。
「【サンライトレーザー】」
嫌な予感がして私は合成版の【防御結界】を張る、それも三重のを。
「うきゃ!!」
男が使ったであろう光のエネルギー波が私の三重の【防御結界】を破壊しその勢いで私とディアナが吹
き飛ばされた。
吹き飛ばされながらも私は男から視線を外さないようにし、そして口を開く。
「ニーズヘッグ?今のは【魔法】だよね?」
私はあんな【魔術】を知らない、って事は【魔法】って事になる。
私の問いに手元のニーズヘッグが言葉を発する。
「もちろん【魔法】だ、光の【魔法】・・しかも最上級の【魔法】だぞ」
最上級の【魔法】?これはかなりヤバいかも知れない。
「ディアナ・・・本当に気を引き締めて」
男を見ながらディアナにそう言うとディアナも気を引き締めた顔になる。
そんな中私達のやり取りを見ていた男は信じられないような顔で私達を見ていた。
「なぜ生きてる?」
そう口にしたのを聞き取り私はニーズヘッグを握りしめて口を開く。
「何故ってそりゃ死にたくないから抵抗したに決まってるじゃん」
あれをもろに受けたら本当に死ぬからね!!と思いながら私は話を続ける。
「ねえ1つ聞きたいんだけどいいかな?」
私がそう言うと向こうは少し警戒心を持ってくれたのか私の話に乗ってくれたようで頷き口を開く。
「答えられる事なら答えてやる」
そう言って来たので私は口を開く。
「ウラットとボンクライに【魔法】を教えたのはアンタ?」
私がそう言うと男は少し驚いた顔になり口を開く。
「あの2人を知ってるようだな、まあお前の考え通り俺があの2人に教えた」
やっぱりか!この男は私よりも格上の術者・・・もしかしたら勝てないかもしれない。
その理由は単純、私も最上級の【魔法】は使えるけど短縮詠唱での使用となる、だけどこの男は最上級の【魔法】を詠唱破棄で使って来た・・この差は言うまでもなく不利。
なんて事を考えてたら男はニヤリと笑い口を開く。
「なあお前・・・キルアスキルに入らないか?お前が良ければ幹部待遇で迎えてやる」
その言葉にディアナが驚いた顔になり私は首を傾げる。
「まだ私の実力は見せてないよね?なのにスカウト?」
私がそう言うと男がニヤリとし口を開く。
「俺の【サンライトレーザー】を受けて生き残ったのはお前が初めてだ、だからお前を誘う・・・それだけだ」
やっぱり私達を殺す気で放って来たのね!!まあわかってたけど。
「誘ってくれるのは嬉しいけど断るわ、でも仲間にならなくても【魔法】を教えてくれるなら嬉しい」
私がそう言うとディアナが思いっきり深い溜息をつく。
「リア?」
何でそんな怖い顔で私を見るのかなディアナ?