作品タイトル不明
閑話 別世界
「よう!今日は何するよ?」
俺を向けに来てくれた親友・・・晃がスクーターに跨りながらそう聞いて来た。
「んーー?取りあえずそこら辺を歩いている弱っちい奴を襲って遊ぶ金を手に入れようぜ」
「おう、そりゃ大事な事だな!乗れよ」
俺と晃はチンピラと呼ばれその日その日を楽しく過ごす為に様々な事をやり過ごしていた。
おれは晃の後に座りスクーターが走り出しす。
「ん?」
スクーターがいつも走り慣れている道を進んでいる時に一瞬トンネルをくぐる時のように暗くなり・・・そしてその後明るくなったら見慣れない木々に囲まれた道になっいていた。
目の前には見た事も無いような大きな樹が生い茂る森・・・・・・確かに俺の家のある場所は林と言うくらいの木々は茂っていたけどこんな大きな樹は無かった。
「おい晃・・・いったいどこを通ったらこんな場所に来るんだ?見覚えが無いぞ?」
俺がそう聞くと晃が戸惑った顔で口を開く。
「真っ直ぐ進んでいただけだぜ?それにお前の家を出てまだ5分位しか経ってねぇ」
そう言われて腕時計を見てみれば確かに5分位しか経ってない。
俺と晃は何でいきなり木が大きく育ったのかを考えていたら晃が俺を見て口を開く。
「・・・・何だあれ?」
俺を見て『何だあれ』?違う!!俺の後を見てる!!と言う考えに至り振り向くと緑色の体で醜い顔・・・そして子供位の背の高さを持つ化け物が2匹・・こっちに向かって走ってきた。
「おい!化け物がこっちに来るぞ!!」
焦ってそう言うと晃がスクーターから飛び降り化け物に向かい走り出し接近してきたうちの一匹に殴り掛かりそして俺と晃は同時に間抜けな声を上げてしまった。
「「は?」」
と。
何故かと言うと晃が殴った化け物の顔・・・と言うか首から上が吹き飛んだからだ。
「なあ晃・・・お前のパンチってそんなにやばかったか?」
頭を失って倒れた仲間を見て逃げ出した化け物を見送りながらそう俺が聞くと晃が信じられないような事を口にした。
「今・・・化け物を殴った時にに頭の中に『スキル【金剛武天】が使用可能になりました』って」
は?
「なんだそりゃ?」
俺がそう言うと晃が首を傾げて口を開く。
「もしかして化け物を倒すとさっき言った『スキル』ってのを使えるようになるのかもな」
俺はその言葉に苦笑する。
「漫画じゃあるまいし」
そう言うと晃が真剣な顔になり口を開く。
「そうは言うがさっきの化け物・・・つーかそこにある化け物の死体は本物だぜ?もしかして漫画で言う『異世界転移』って奴じゃねえの?お前に家の近くなのに見た事ない場所だし」
「・・・・・・・言われてみれば確かに、んじゃ俺も化け物を倒せば『スキル』とやらが使えるようになるのか?」
そう言うと晃が真剣な顔で口を開く。
「試してみようぜ?俺が手伝うから」
「おう」
俺達はさっきみたいな化け物を探して歩き出した。
「んで?お前の【金剛武天】ってどんなスキルなんだ?」
化け物を探しながら晃にそう聞くと晃が少し考えてから口を開く。
「接近戦特化だなこりゃ・・・・防御能力と攻撃能力が滅茶苦茶高くなるらしい」
「へえ・・・喧嘩っ早いお前らしいスキルだな」
「おうよ!これなら誰にも負けねえぜ」
嬉しそうにそうった後に真剣な顔になり口を開く。
「いたぜ」
晃の視線の先にはさっき見た醜い顔の化け物が剣を持ってうろうろしていた。