作品タイトル不明
確かに言ってない気がする!!
自己紹介が終り全員が席に座りこれからの事を話し合う場となった。
「では早速ですがこれからの事を話し合う為に判ってる事を教えて頂きましょう」
シアの言葉にユリアンが頷きながら立ち上がり口を開く。
「それに関しては私が説明するわ」
それからユリアンは今まで得た情報をシアに全て話す。
「キルアスキルに【魔法】を使える者がいる事は報告書に書いてあったから驚きはしないけど厄介ね、その中でも特に【サモンズゲート】とか言う【魔法】を使うウラットとか言う奴が」
そう言うとユリアンが口を開く。
「確かに物量で来られると厄介だけどその他の魔法使いも厄介だと思っておいた方が良いわ、さっきリアがユリシーズの防壁を破壊したって話はしたでしょ?その魔法の劣化版・・・リアが使ったのが最上位魔法だったらしいけどボンクライは中級、その部下も似たような【魔法】を使うを使うと思っておいた方が良いわ」
ユリアンの言葉にシアが深い溜息をつく。
「嬉しくない情報だけど確かに知らなければこちらの被害が甚大な物になってたでしょうね・・・さてどう対策したものか」
考え込むシアにユリアンが更に話を続ける。
「その対策もリアから聞いたわ」
ユリアンの言葉に私に全員の視線が集まったので思わず視線を逸らす。
「はぁぁぁぁ」
そんな私を見てシアが深い溜息をついた後に口を開く。
「ボンクライ達の使う【魔法】に対して【防御結界】で防げばいいのです、ただし【魔法】の威力はかなりのものでただの【防御結界】では防げません、そこで上級魔術師達に【防御結界】の複数掛けをしてもらうのです」
そう説明するユリアンを見て領主様が慌てて立ち上がる。
「待ってくれ!!さっきリア君が【魔法】を使うと言ってたのは本当かい?そんな報告聞いていないのだが!!」
あれ?そう言えば私が【魔法】を使えるって言ったような言ってないような・・・・あ!確かに言ってない気がする!!と思っているとユリアンが領主様に向かい頭を下げる。
「報告し忘れてました申し訳ございません、と言う訳でリアは【魔法】を使う事が出来ます。ですがこの事はあまり知られたくないのでこの場にいる者だけの情報としておいてください」
・・・・・・・・・・・これ分ってて黙ってたねユリアン!!誰が内通者か分からない状態で私の情報を話すとユリシーズに漏れる恐れがあった為に黙ってたんだ!!流石情報部のエース!そこまで考えつかなかったよ!!!
「で!話を戻すわユリアン、って言うかリア?さっきの話で【魔法】って防げるの?」
シアが真剣な顔でそう聞いて来たので私は頷く。
「防げるよ?ボンクライと対峙した時に使って来た【魔法】は中級魔術(魔法?)だったんだけど多分ボンクライが使えるのは中級までだと思う、それ位までなら【防御結界】の重ね掛けで十分だと思う」
そう言うとユリアンが首を傾げながら話に加わって来た。
「ねえリア?もしボンクライが上級魔術(魔法?)を使えたらどうするの?あの時使ってこなかっただけかもしれないじゃない?」
私はその言葉に首を左右に振り口を開く。
「それは無いと思うよ?あの見栄っ張りが実力を隠して手を抜いて戦闘するとかありえない」
セレストーレにいた時からあいつはプライドが高いうえに見栄っ張りだったから『自分の実力を分からせて倒す』と言うやり方しかしてこなかった、だから私との戦いでも『俺様の実力をもって殺してやる!!』とばかりに【魔法】を撃ち込んできたからね!!
まあつまり何が言いたいかと言うとボンクライは判りやすい男ってことだよ。