作品タイトル不明
ついでに潰すのは合理的だね!!
「はぁぁぁぁ・・・言いたい事はあるけどそれは後ね。領主に会う事は出来るユリアン?」
なんかシアが物騒な事言ってる!!『言いたい事があるけど後』って・・・これはなんか怒られる流れだ!私何も悪い事してないのに!!
「もちろん、その為に此処で待ってたのよ」
ユリアンがシアの頼みを聞き頷きそう言って立ち上がる。
「兵達はそのまま休んでもらっててくれるかしら?領主様とこれからの事を決めてから出ないと街には入れないと思うわ」
ユリアンの言葉にシアが頷きアインハルト兄さんに視線を向ける。
「頼めるアインハルト」
シアの言葉にアインハルト兄さんは真剣な顔で頷く。
「わかった、決まり次第戻ってこい。また後で話そうリア」
そう言い残しアインハルト兄さんは馬に乗ったまま待機している大軍へと向かい走って行った。
それを見送った後にシアは馬から降りて私達に微笑みかける。
「それじゃあ行きましょうか」
私達はシアを連れてグランパルスに戻った。
「開けてもらっていいかしら?彼女は私の仲間なの」
入場門の上から私達を見ている衛兵さんにユリアンがそう言うと声を掛けられた衛兵さんが頷き何かの合図を送り・・・そして入場門が開き始める。
「さあ行きましょう」
私達はシアを連れて領主様の館に向かい何事も無く着く事が出来てそのまま館の中へと入り領主様の待つ執務室へと向かいその部屋の前で足を止める。
足を止めてすぐにユリアンがノックをすると中から聞き慣れた声・・・バスガックさんの声がする。
「誰か?」
「私です、お客様をお連れしました」
「入ってくれ」
その言葉の後にユリアンが扉を開けて部屋の中へと入り私達はそれを追いかけるように部屋の中へと入る。
そして部屋に入ってすぐにユリアンは部屋の端へと移動し代わりにシアが椅子に座っている領主様の前に立ち一礼する。
「お初に居目にかかります、私は王宮魔術師団の副団長を任されている、ライナシア・ルナードと申します」
その言葉に領主様が驚きの顔になる。
「ルナード家のお嬢様ですか?」
あ!シアの家の事を知ってるんだね、まあシアの家は伯爵家だから知っててもおかしくないか!!
「はい、今回は私が責任者としてこの部隊を纏めます、よろしくお願いします」
そう言うと領主様が立ち上がり頭を下げる。
「この度は我がグランパルスの為に兵を派遣して下さった陛下と、それをまとめ上げるライナシア殿に深い感謝を申し上げます」
そん言葉にシアが首を左右に振り口を開く。
「陛下は今回の件は街同士の諍いを越えて反乱と考えています。それは私も同じです、ですので国が兵を派遣するのは当然です」
ユリアンとディアナが頷いているとシアが話を続ける。
「それに今回はキルアスキルも関わっている・・・あの組織は中々尻尾を出さなかったのですが今回は・・・・」
ん?何でそこで私を見るの?私何もやってないよ?と思っているとシアが話を続ける。
「尻尾を掴む事が出来ました、いい機会なのでついでにキルアスキルも殲滅せよと陛下から厳命を受けていますのでご協力をお願いします」
まあユリシーズと確実に組んでいるからついでに潰すのは合理的だね!!