軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

それって当たり前の事じゃん!!

「で?『誰にでも使える方法』って?皆が皆リアみたいに出来る訳じゃないのよ?」

だから何でそんな胡散臭そうに見るのユリアン?私これまで変な事なんて一回も言ってないよね?誰もが納得するような事しか言ってない筈なんだけど?と思いながら話を続ける。

「簡単だよ【防御結界】を連続で使えばいい」

そう言うとユリアンが驚いた顔で固まる。

「私がボンクライ戦で使った【防御結界】は【合成魔術】で作った【防御結界】・・・・つまりは普通の【防御結界】を合成して強度を上げただけなんだよ。だから上級魔術師なら詠唱破棄で【防御結界】を三回くらい続けて使えば術者にダメージが行くことは無いんだよ」

短縮詠唱までしか使えない魔術師は無理だけど、詠唱破棄が使える上級魔術師なら試してはいないけど行けると思う。

わかりやすくイメージすると目の前に3重の【防御結界】を張るイメージだね!!と思いながらユリアンを見ているとユリアンが感心したような顔で私を見て頷く。

「そんなふうに考えられなかったわ・・・・【魔法】=【強力な威力を持つ術】ってイメージが頭にあって」

その言葉に私は頷く。

「私もそう思ってた、でもこの前にジャンヌさんが言ってた『どんな強力な【魔法】でも使うのは人間』って言葉を聞いて以前よりも考える事が多くなった気がする」

そう言うとユリアンが『確かに言ってたわね』と何度も頷く。

「それにボンクライが使った時にアイツは詠唱してたじゃん?」

私がそう言うとユリアンが少し考えてから頷く。

「だから詠唱破棄で【防御結界】を3回くらい使う余裕はあると思うよ?」

そう言うとユリアンが感心したような顔になり口を開く。

「あの一戦でそこまで解析できるなんてすごいわね」

ん?何言って何いるのユリアン?それって当たり前の事じゃん!!

「そりゃわかるよ?え?ユリアンだってわかってたでしょ?」

魔術師として未知なる術を見た時に『それがどんな術か』とか『どんな効果』なのかとか『その術のウイークポイントはどんな所』なのかとか観察するよね?と思いながらそう言うとユリアンが深い溜息をつく。

「皆が皆リアと同じじゃないって事を覚えておきなさいな」

なんか呆れられてるけど私おかしな事言ってないよね?あれ?おかしいのは私なの?え?違うよね?

「まあそれはそれとしてもう1つ」

私がそう言うとユリアンが真剣な顔になり私を見て来たので私は話を続ける。

「ボンクライと戦った時『「俺の率いる部隊の奴等は使えるぜ?まあ俺がその中で一番の使い手だがな!』って言ってたじゃん?」

ユリアンが思い出すように考えこんだ後に真剣な顔で頷く。

「一番の使い手であるボンクライでさえ完全詠唱だったんだから部下も完全詠唱のはずだから【防御結界】の3回重ねは余裕だと思うって事でさっきの方法を皆に話してみて?」

上級魔術師と中級魔術師の違いは肩書だけじゃなくて能力そのものがかけ離れているって程に完全詠唱と詠唱破棄の差はそれほどにあるのだ。

私がそう言うとユリアンが真剣な顔で頷く。

「リアに聞きに来て良かったわ、さて!聞きたい事の答えは聞けたし・・・・」

ん?聞けたし?と首を傾げているとユリアンが微笑む。

「ティータイムにしましょう!付き合ってよね?」

「もちろん」

私達は物騒なな話をする事は無く、遺跡調査の事や私の研究に関する話をしてその日を終えた。