作品タイトル不明
もう慣れた!!
私達はグランパルスに入ってすぐにより道もせずに領主様の館に向かい領主様の館の門を守っている衛兵に声を掛けてすぐに館の中へと入った。
ユリアンが『もう慣れた!!』とばかりに案内無しで領主様の仕事場・・・執務室に向かい誰に止められる事も無く部屋の前につく。
「ユリアンです。戻りました」
ノックした後にそう口にすると中から領主様の声で『入ってください』と聞こえたのでユリアンが扉を開けてそのまま部屋の中へと入って行き、後を追うように残りのメンバーも部屋へと入った。
領主様は部屋に設置してある様々な書類の乗っている机に向かって作業をしておりその隣で見た事のない男性がその仕事の補佐をしているみたいで2人供手を止めて私達を見て微笑む。
「無事に戻ってきてくれて良かった]
私達の姿を見て領主様が微笑みながらそう言って来た。
「ご心配をおかけしました、早速ですが首脳陣を集めていただけませんか?情報の共有をしたいので」
ユリアンがそう言うと領主様は真剣な顔になり頷き隣に立ってる男性に視線を向ける。
「カダムス悪いがバスガック達を呼んできてくれ、『ユリアン殿達が戻られたからこれからの事を話し合いたい』と」
領主様の言葉を聞きカダムスと呼ばれた男性は走って部屋を出て行った。
領主様はカダムスが急いで出て行くのを見送った後に私達に視線を戻し微笑んで口を開く。
「バスガックが来るまで少しかかると思うからティータイムでもしよう」
私達はバスガックさん達が来るまで美味しい紅茶とお菓子を堪能した。
美味しいお菓子を堪能しているとノック音が聞こえてその後に聞き覚えのある声・・・・バスガックさんの声が聞こえた。
「バスガックです!お呼びと伺い参りました」
領主様はその言葉を聞き扉に視線を向けて口を開く。
「入ってください」
領主様の言葉の後すぐにバスガックさんが扉を開けて入って来て、バスガックの後を追うように3人の男性が入って来た。
多分グランパルスを支える人達なんだろう。
「来たね・・・・ではユリアン殿達の話を聞きそれを元にこれからの事を話し合おう」
領主様の言葉に部屋の中にいる全員が頷いた。
「まずは私から」
ユリアンが席から立ち上がりユリシーズで得た情報、そしてそこから考えられる可能性を話す。
「そうか・・・・・・やはりユリシーズは黒でしたか」
腕を組み深い溜息をつく領主様を見てユリアンが話を続ける。
「それと・・・最後に話した可能性の話で『グランパルスに攻めてくる可能性が高い』と申しましたが攻めて来るとなれば恐らく3か月から4か月後と考えていいです」
その言葉に領主様が首を傾げる。
「どうしてだい?ユリシーズからグランパルスまでの距離は約1月・・大人数での移動で時間が伸びたとしても1月半という所だろう?」
まあそう考えるよね。
ユリアンが領主様の言葉に何と言っていいか悩んで・・・溜息をつき領主様に視線を向けて口を開く。
「実は・・・リアがユリシーズの街を・・・・攻撃して時間を稼いでくれました」
「「「「「「ん?」」」」」」
ユリアンの言葉に領主様、領主様のお手伝い、バスガックさんそしてバスガックさんと一緒に来た3人の男性・・・が一斉に同じ言葉を口にし首を傾げる。
「ですからリアが遠距離魔術でユリシーズの防壁を攻撃し防壁を破壊したのです、それによって防壁の改修作業と警戒態勢等のお陰でかなりの時間を稼げたと考えて良いと思います」
・・・・・・・・・・・何で視線を逸らしながら説明してるのかなユリアン?それと何でユリアン以外の全員が私を見てるの?