作品タイトル不明
逃げる!!
ティータイムを始めて一時間後・・・ユリアンとベッツさんが合流してきた。
「待たせたわね」
ユリアンの言葉に私が口を開く。
「時間かかったね?何かあった?」
その言葉にユリアンが首を左右に振り口を開く。
「もしもの為に少し遠回りしたのよ」
『もしもの為』って・・・・ああ!!ユリアや私は顔バレしてるから後をつけられてる可能性を考えたんだね。
ユリアンとベッツさんは馬から降りて馬に水を飲ませてそれから私が用意していた椅子に座りホッと一息ついた。
「で?どうするのリア?」
ホット一息ついた後に真剣な顔でそう着て来たので私はティーカップに紅茶を入れてユリアンとベッツさんに差し出して口を開く。
「少し休みなよ?これから説明するから」
紅茶を飲みながらでも説明は聞けるしね!!
「さて・・・私が考えた『置き土産』ってのはね・・・・・此処から【魔法】をぶち込んで・・・・逃げる!!」
ユリアンとベッツさんが紅茶を飲み始めてリラックスし始めたのを見て私は考えていた事を口にした。
「ぶほっ!!」
紅茶を吹き出すユリアンとティーカップを口につけたまま固まるベッツさん。
「ん?どうしたの2人供・・・・って何でディアナとムサドさんまで私をそんな目で見てるの?」
ディアナとムサドさんも私の言葉を聞いた瞬間ガン見してくるんだもん!驚くじゃん!!そう思いながら
そう口にするとユリアンが少し咽た後に真剣な顔で私を見て口を開く。
「ここから【魔法】が届くの?」
その言葉に私は頷く。
「キルアスキルが帝国に喧嘩売ったって事がわかった時に会議で『大人数で【広範囲魔法】を撃ち込めばキルアスキルにも勝ち目はある』みたいな話をしてたじゃん?いまそれを証明してあげるよ・・・・あ!今から打ち込むからいつでも出れるようにしてて」
その言葉にユリアン達は馬がいつでも走り出せる準備をし始めてその準備が終るのを見て私はニーズヘッグを握りしめユリシーズが良く見える位置に立ち深呼吸をする。
「すぅ・・・・・はぁぁぁぁ・・・・行くよ!『魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・・我が望むは強固な敵を討ち亡ぼす爆炎・・・その爆炎をもって我が敵を討ち亡ぼせ・・・・・・・【エクスプローション】』!!」
この【魔法】はボンクライが使っていた【エクスプボム】系の最上級広範囲魔法だ。
詠唱が終ってすぐ【サウザンドボルト】並みの疲労が私に襲い掛かりそして私の視線の先に映るユリシーズの防壁が『ドカァァァァン!!』物凄い音を立て爆発した。
「良し!!逃げよう!!!ってあれ?」
かなり大きな爆発を起こした【エクスプローション】に満足し振り返ると私以外の全員が爆発を起こした防壁をガン見しながら固まっていた。
「早く逃げようよ?」
固まるユリアン達にそう言うといち早く立ち直ったユリアンがいつでも走れるようにしていた馬に飛び乗り私をガン見しながら口を開く。
「言いたい事は沢山あるけど今は此処を離れる事が先決よ!!リア!私の後ろに乗りなさい!!」
ユリアンの言葉に固まっていた全員が現実に戻り残りの馬に飛び乗り私達はグランパルスへと向かい走り出した。