作品タイトル不明
そういう言葉は心の中で言って欲しいよ!!
「無事そうでよかったわ」
先に待ち合わせ場所に着いた私達はベッツさん帰って来るまでこれからの事をどうするかを話し合いながら待っていたんだけど夜になって3人が無事に戻って来たのを見てほっとした。
それはユリアンやディアナも一緒で3人の無事な姿を見て微笑みながら労っていた。
「さて・・・得た情報の摺り合わせをしましょうか」
いつまでもそうしてられないのでユリアンが真剣な顔におなりそう言うと全員が頷き今日得た情報を提供する話し合いが始まった。
「なるほどね」
お互いの得た情報を共有してそう呟くユリアンを見ながら私も聞いた話を私なりに考える。
ベッツさんが得た情報は3つ・・・・・まず1つ目はユリシーズの衛兵達は完全に領主の命令に従っている・・・という事だ、つまりは私達と完全に敵対するという事だ。
そして2つ目、これは私達も知ってるけどこの地域で暴れてる盗賊達に声をかけまくってる事・・・・その裏が取れたらしい。
そして3つ目、物資を大量にかき集めているという事らしい。
「どう思うリア」
いつの間にか私に視線を向けていたユリアンが真剣な顔でそう聞いて来たので私は少し考えてから口を開く。
「物資を集めているのはまたグランパルスを攻める計画を立ててるか攻められた時に籠城する時の為の用意だと思う」
私の言葉にユリアンが真剣な顔で頷く。
「私も同じ考えよ、可能性として攻めと守りどっちが高いと思う?」
その言葉に街のほうを見て口を開く。
「攻め・・・・かな?仲間を集めてるし」
引きこもる気だったら仲間なんて集める意味ないしね。
「そうよね・・・・情報収集はここまでにしてグランパルスの戻りましょう」
「え?もういいの?」
まだそれほど重要な情報って得られてないと思うんだけどな?と思いそう聞くとユリアンが真剣な顔で頷く。
「もう十分よそれにグランパルスまで1月かかるのよ?急いで戻って対策を話し合わないと」
ああ!移動時間もあるから仕方ないのか!
「という事で早速街を出るわよ」
ユリアンの言葉に私は少し考えてから口を開く。
「この街を出る時に馬を3頭用意できないかな?」
その言葉にベッツさんが首を傾げて口を開く。
「何故だ?」
その問いに私は二ヤリと笑う。
「置き土産をしてから逃げる為だよ、馬車だったら追いつかれる可能性があるからね」
私がそう言うとユリアンが『ろくな事考えてないなこれ』と言う顔で私を見て来た。
「で?何をするの?どうせろくでもない事をやるんでしょ?」
「だから言ってますってユリアン!!そういう言葉は心の中で言って欲しいよ!!」
私がそう言い返すとユリアンが深い溜息をつきジト目で私を見て口を開く。
「で?」
私はその視線に耐えられずユリアンの視線から逃げるように視線を逸らす。
「・・・・・・・・・・内緒」
その言葉にユリアンが深い溜息をついた後にムサドさんに視線を向ける。
「ムサド・・・悪いけどどうにかして馬を2頭用意できるかしら?」
その言葉に『わかりました』と言った後にムサドさんは建物を出て行った。
「残りの一頭は荷馬車を引かせてた馬でいいでしょ?」
そう言って来たので私は頷く。
私が頷いたのを見てユリアンが話を続ける。
「ムサドが馬を用意しだい街を出るわ、私とベッツは馬に乗って別行動で街を出てムサドとディアナとリアは街に入った時と同じように荷馬車で街を出て」
その言葉に私達は頷く。