作品タイトル不明
だから呼ばれたのか!!
静まり返る部屋の中で領主様が冷や汗を流しながらユリアンに視線を向け口を開く。
「・・・・・何処の領主の執事だい?」
その問いにユリアンが領主様の視線を合せて口を開く。
「ユリシーズです」
隣の街じゃん!!え?これって貴族同士の争い?でもおかしくね?と思っているとユリアンが私に視線を向ける。
「どう思うリア?貴女の意見が聞きたくて此処に来てもらったのよ」
だから呼ばれたのか!!うーん・・・そうだなぁ・・・・・と考えた後に私は目の前に手をあげ指を3本立てる。
「あくまでこれは私の考察だからね?可能性は3つ・・・・1つ『偶然』・・・キルアスキルが何か変な作戦をする為にユリシーズの領主様の作業人として紛らせていた時にユリシーズの領主様がグランパルスに喧嘩を売った為キルアスキルの構成員とユリシーズの兵達が混合した状態になった。2つめ・・・ユリシーズがキルアスキルと手を組んでグランパルスに喧嘩を売って来た。そして3つ目・・・・これが一番ヤバいんだけどユリシーズの領主自体がキルアスキルのメンバーだからキルアスキルのナンバーズと衛兵隊が一緒になってグランパルスに攻めてきた」
私の考察を聞いてここに居る全員が顔を引き攣らせた後に真剣な顔になり考え始める。
それから10分位沈黙が会議室をつつみ・・・そして現実に戻って来たユリアンが口を開く。
「リアはその3つのうちどれだと考えてるの?」
その言葉に私はすぐさま口を開く。
「3つ目だね、キルアスキルの精鋭って言ってるナンバーズが2人もいたんだよ?1つ目じゃ絶対にナンバーズなんか出てこないし、2つ目はまあナンバーズは参加するかもしれないけど2人は出さないんじゃないのかな?」
私の答えに更に考えこむユリアンに私は首を傾げる。
「ねえユリアン?私も1つ聞きたいんだけど」
その問いに考え込んでいたユリアンが私に視線を向ける。
「ユリシーズで遺跡調査後に報告に行ったじゃん?何か変な事とかは無かったの?」
その言葉にユリアンが苦笑する。
「2回ぐらいしか行ってない場所で不自然な場所を探せとか無理でしょ?」
・・・・・・・・・・・・確かにそうだ!!何度も行けばわかるかもしれないけど2回程度じゃ無理か!!
「・・・・・・ん?」
私がある事に気がつき『ん?』と呟くと考え込んでいた全員が私に緯線を向け隣にいるディアナが首を傾げ口を開く。
「何か気になる事でもあったの?」
その言葉に私は頷く。
「気になるって言うか・・・ユリシーズ全体がピリピリしてたじゃん?あれは関係あったのかな?と思ってさ」
初めてユリシーズに行った時もかなり変な雰囲気だったし、調査を終えてユリシーズに戻った時はピリピリしてた、それにディアナが『魔物に襲われるのを知っていて待ち受ける感じに似ているわ』って言ってたじゃん?ユリシーズの住人は何かを知ってたんじゃなかな?と思ったのだ。
その言葉を聞いたユリアンが少し考えた後に立ち上がり領主様に視線を向け口を開く。
「まずはユリシーズに行き情報収集をした方が良いと思います、ですので私とその他に・・・・5人ほど連れてユリシーズに向かい潜入したいと思います、そして持ち帰った情報を基にこれからの事を考える・・・・でどうでしょうか?」
まあ何をするにもまずは情報だよね。