軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

まあやらせないけど!!

「いないねぇ」

あれから私達は賊を倒しながらボンクライを探し進んでいたけど目的であるボンクライが見当たらずにそう呟く。

そんな私を見ながらユリアンが苦笑する。

「もしかして突入班のほうに向かったのかもしれないわね」

ああ!その可能性があるのか!!ボンクライってこいつ等の主力っぽいし!!

「なら戻る?」

私の言葉にユリアンが少し考えてから首を左右に振り口を開く。

「此処で賊を討伐し続けましょう、そのうち突入がこっちに向かってくると思うし」

「もしかしたらボンクライが突入班を倒しちゃうかもよ?」

ボンクライの使う魔術は私よりも拙いけどかなりの威力があるだろうし、もしこの街を占領している賊達がキルアスキルの関係者だった場合もしかしたら【魔法】を使う事が出来るかもしれない。

それを考えると楽観視は出来ないと思うんだ。

ユリアンが私の言った意味を理解し少し考えて頷く。

「その可能性を考えてなかったわ、行きましょう」

私は再び来た道を戻り始め5分もしないうちに激しい戦闘音と戦う人々の声・・・そして悲鳴まで聞こえ始めた。

それを聞き私達は走りそのまま戦闘へと加わり賊達を倒していく。

「いた!!」

バスガックさんが戦闘しながら指揮をしている姿が見えてそう言った時嫌な感じがして咄嗟に私達の周りに【防御結界】を張る。

【防御結界】を張ってすぐに私達を巻き込むように爆発が起こり・・そして収まるとその爆発に巻き込まれたかなりの数の賊や衛兵達が呻きながら倒れていた。

「ニーズヘッグ?」

今のは私も見た事のない【魔術】だった、もしかしてと思い周囲を警戒しながら握りしめているニーズヘッグにそう声を掛けるとニーズヘッグがつまらなそうな感じで答えてきた。

「中級魔法の【エクスプボム】だな・・・この魔法は2メートル範囲の爆発を起こす【魔法】だ」

つまりこの場に【魔法】を使う奴がいるって事だ。

・・・・・・嬉しくないよ?知らない【魔法】をどんどん使ってなんて思わないよ?ホントウダカラネ?

「チッ!」

そんな事を思っていたら後ろで舌打ちが聞こえたので振り向いたら私達が探していた相手・・・・・ボンクライが立っていた。

「久しぶりだねボンクライ」

最後に見た時からあまり変わらない奴にそう声を掛けるとボンクライが私を見て『なんだコイツ』って目で見た後にと隣にいるユリアンを見て少ししてから顔を歪めて睨みつけそれから口を開く。

「フローリアか!まさか此処で会うとは思わなかったぞ!!」

うーん・・・やっぱり私ってボンクライに嫌われてるんだね、まあ別に気にしないけど!!

「私もいるわよボンクライ?」

名前を呼ばれなかったユリアンがボンクライを睨みながらそう口にしたけどボンクライはその言葉を鼻で笑う。

「ふん!貴様なんぞ興味もない、俺はそのガキ・・・フローリアが死ぬほど嫌いで殺したいのだ!まあ今から俺が殺してやるがな!!」

それを聞きユリアンが深い溜息をつく。

「セレストーレ在中に一度も勝てなかったからってそこまで恨むとか・・・・本当に最低な奴ね」

その言葉にボンクライは顔を真っ赤にして口を開く。

「煩い煩い!!俺が一番なのだ!!まぐれで勝ったガキが調子に乗ってただけだ!!もういい!!貴様も殺す!!」

どうやらユリアンもボンクライに殺されるらしい・・・・まあやらせないけど!!