軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

魔術師の方が気になる!!

ユリアンの後について行くと中央にある大きなテントへと向かってるのがわかった。

「あそこに領主様がいるの?」

歩きながらユリアンにそう声を掛けるとユリアンは振り向かずに頷く。

「あのテントに領主様と衛兵長と部下数名がおられる」

つまりあのテントの中にグランパルスの首脳陣がいるって事ね。

「戻りました」

ユリアンがそう言いながらテントの中へと入って行ったので私も後を追うようにテントの中へと入って行く。

テントの中にはここまで案内してくれた衛兵長さんと赤い赤みを買いボブカットにした40代のひろっとした男性が私を見て微笑んでいてその後ろに控えるように立っている騎士が2人。

「よく来てくれたね、君の話はユリアン殿から聞いてる、どうか力を貸して欲しい」

そう言って来たので私は頷く。

「出来る限りやらせてもらいます」

取りあえずそう返事をすると領主様が微笑んで頷き口を開く。

「では早速話し合いを始めよう」

領主様のこの言葉でグランパルス奪還戦の作戦を立てる為の話し合いが始まった。

まず衛兵長が会議に参加している人達を見回した後に口を開く。

「まずは現状の整理として我等の戦力だ、囮を討伐する為に向かわせた戦力衛兵600と探索者100人、それとグランパルスを脱出する時に連れて来た50人・・と君達調査隊・・・が今の戦力となる」

私達は800人位なのねと思っていたら衛兵長さんが話を続ける。

「そしてグランパルスを占領した賊の人数はおよそ200人」

たしかその賊の中で滅茶苦茶強い剣士と魔術師がいたとか言ってたね・・・・魔術師の方が気になる!!どんな【魔術】を使うのかな?早く会ってみたい!!と思っていると領主様が頷き口を開く。

「さてそれを踏まえて我がグランパルスを取り戻す作戦を考えねばならないのだが何かいい案はあるかい?」

へ?

「え?正面から行けばいいんじゃない?」

私がそう言うとユリアンが首を左右に振り口を開く。

「無理・・・とは言わないけどこちらに甚大な被害が出るわ」

「え?何で?賊は200人位なんじゃん?戦力はこっちが上でしょ?」

私がそう言うと衛兵長さんが真剣な顔で口を開く。

「グランパルスは・・・・いやグランパルスだけではな全ての街には盗賊や魔物たちの襲撃を防ぐための強固な防壁がある、賊は籠城しているから正面から行けば我等がこれまでグランパルスを襲った賊のような目に合うのは判りきっている」

・・・ああ!たしかにそうか!!外敵から守る城壁が向こうにあるんだった!!確かに被害が出るよね!!さてどうしよう?何かいい考えはあるかな?

「リアの【魔法】で入場門を吹き飛ばせる?」

ユリアンが私を見ながらそう言って来るので私は頷く。

「出来るよ?でもあまりお勧めしない」

【ボルテックススピアー】を使えば多分吹き飛ばせると思うけど音が凄すぎて敵が集まって来ると思うんだよね、それにそのせいで賊達が街にいる住民達を人質にする事もあり得る・・・だからどこからか侵入して賊がしたように内側から門をけて早急に制圧ってのが望ましいと思うんだ。