軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

怖くて何も言えない!!

出発準備が終り全員が集まった所でユリアンが真剣な顔で全員を見て口を開く。

「昨日の夜襲でわかったように本当に治安が悪くなってるわ、いつ襲われてもおかしくないと思っておいた方が良いわ、気が気ではなけど警戒しながら進みましょう・・・・では出発します!!」

ユリアンの号令に全員が頷き其々馬車や馬へと向かい其々が乗って準備が終り私達は馬車を走らせた。

「今日は何事も無く終わって欲しいけど・・・・そうはいかないでしょうね」

ユリアンが外を見ながら呟くようにそう言ったのを聞き私は溜息をつく。

「ユリアン・・・前にも言ったけどそんな事を言ったら本当に現実で起きるよ?」

私がそう言うとユリアンも苦笑する。

「リア・・・貴女も間違ってるわ・・・・ここから先は必ず襲われるわよ?私も仕事上様々な場所へと行くけど2回も夜襲された事は無いわよ?偶々だった・・・・と言いたいけどキルアスキルの情報を知ってるからその可能性は低いと思うわ、ったくキルアスキルも面倒な事をしてくれたわ」

目の光が消えたジト目をしながらそう言い放つユリアンに私は何も言えない・・・・じゃなくて怖くて何も言えない!!キルアスキルのせいでかなりのストレスを感じてたんだね?本当に調査隊の隊長さんご苦労様!!

「リア?」

私の考えた事がわかったのか私に視線を向けてきたので私は口を開く。

「でもさ?本当に何をやりたいんだろうねキルアスキルは?グランパルス地方があいつ等の活動拠点なら商売敵が活発化する事になるんだよ?損してるだけの気がするんだけど?」

犯罪組織が自分達の損を喜んでいるとはおもえないんだけど?と言うとユリアンは真剣な顔になり少し考える。

「私がキルアスキルの話を聞いた時に最初に思ったのは盗賊達の戦力強化をした後に傘下に収める・・・とかとも思ったけどサルーンで捕まえた盗賊達から聞いた情報で最初に接触した後には音沙汰は無かったそうよ、だから『傘下に加える』って可能性は低いわね」

まあ声を掛けた盗賊の中で優秀な者たちだけを傘下に加えてる可能性もあるかもしれないかな?でもグランパルス方面の盗賊達に何をやらせたんだろうね?普通は意味も無く何の条件も無くお金なんか渡さないよね?

「まったく本当に厄介ね」

キルアスキルの話をして考えこんでいるとユリアンが再び深い溜息をついた。

「敵襲!」

ほら!!やっぱりこうなった!!と思いながら私は立て掛けてあるニーズヘッグを手に取り馬車から飛び出した。

「オークの群れだ!数は20!!油断するなよ!!」

飛び出して周囲を確認していたらムーアさんがそう叫びながら襲い掛かって来たオークに向か剣を振り下ろしていた。

盗賊じゃなくて魔物か!と思ってたら馬車の陰から太い木を握りしめたオークが出て来て私を握っていた木で殴ろうを振りかぶった瞬間・・・オークの首が落ちる。

「リア!」

馬車から出てきたディアナが私の前に立ち剣を構える。

「まだ来るから油断しないでね・・・来たわ!!」

ディアナがそう言って向かって来たオーク戦い始めたのでサポートしようとオークの足を切り飛ばし体制を崩したオークの首をディアナが刎ねる。

それから10分もしないうちに戦闘は終わり後始末をした後に私は再び馬車を走らせた。