作品タイトル不明
熱々のお風呂の出来上がり!!
「ひぃぃぃぃ!!!」
「こんな強い奴等だったなんて・・・・・俺は逃げる!!」
「降参する!!だから命だけは!!」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!助けて!!」
目の前で起きている事は一方的な惨殺・・・・・・でも誰も手を抜いたりしない、手を抜いて盗賊達を逃したら他の誰かの命が奪われるからだ。
「かなりいるね」
50人はいる盗賊達を見ながら私は接近してくる盗賊の首を刎ね飛ばし隣で剣を握っているディアナにそう言うとディアナが盗賊達を睨みながら口を開く。
「数と武器をいい物にしてもこの程度じゃ脅威にもならないわね、他に切り札があるかもしれないけど」
キルアスキルが接触しているんだから活動資金の他にも何かを渡している可能性もあるか・・・と納得し周囲を警戒するように見回す。
「・・あれ?終わった?」
戦闘開始して20分位で戦っている人がいなくなったのでそう言うとディアナが剣を鞘に納めて微笑む。
「こっちは数人が軽症程度で重傷者はいないみたいね」
まあ帝国の騎士達が盗賊達に後れを取るなんて事はまずないからね。
「死体を一か所に集めろ!それとこいつ等の所有物はしっかりと回収しておけ!」
ムーアさんがそう言うと他の騎士達が頷き作業を始める。
「ではその作業をしていないものは野営の準備を!!このまま此処で一夜を過ごします!!」
まあ此処みたいに開けた場所が見つかるかどうかわからないからその選択は名違ってないと思う。
「それじゃあ私達も野営の準備をしようか」
私は野営地と決めた場所の端の方まで歩いて行き【ディメンションスペース】の中に入っている私とディアナのテントを取り出して動かないように地面に設置してその他に新たにサルーンで買った物・・・・湯舟を取り出す。
「あ・・・・・ティファ?頼むよ」
湯舟を見た瞬間・・・・ミーティアが森に向かって走り出したのを見てティファにそう言うとティファがミーティアを追いかけて森に入って行った。
「さてティファとミーティアが戻って来るまでに用意をしますか」
【ウォーター】を使い湯舟に水を貯めて次に右手を湯舟に入れて【ヒート】を使う・・・と熱々のお風呂の出来上がり!!
「でだ」
次に湯舟の周囲2メートル位の周囲を【アースウォール】で囲む。
「これで良し!!」
端のほうだから他のメンバーには迷惑をかけないし大丈夫!と思っていたらユリアンが私の所までやって来て口を開く。
「確かに『旅の最中でもお風呂に入れるようになった』とは聞いていたけど凄い事を考えたわね、それでお願いなんだけど」
ん?お願いって何かな?と思って首を傾げるとユリアンが真剣な顔で口を開く。
「他のメンバー・・・・特に女性陣がお風呂に入りたいって言ってるんだけど私達も入らせてもらっていいかしら?」
「もちろんいいよ」
お風呂問題は女性全員の問題だからね!!と思って即答するとユリアンが微笑む。
「ありがとうねリア、皆に伝えて来るわ」
私が入りたかっただけなんだけど皆が喜んでくれるなら湯舟を買った甲斐があるってもんだよね!!
「あ・・・お帰りティファ」
ティファがミーティアを咥えて戻って来たのを見てそう言うと何故かミーティアが「クゥゥゥン・・・・」と悲しい声を出してきたけど私は気にせずに口を開く。
「わかってるよミーティア、お風呂に入る順番は私達が最後にしておくから」
「ガウゥ!!」
まるで『そうじゃない!!!』と突っ込まれた気がしたけど気のせいだよね?