軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

嫌な体験も交じってるけど!!

「リア、少しいいかしら」

のんびりティータイムをしていたらムーアさんとの話を終えたユリアンがやって来て私にそう声を掛けてきたので私はユリアンに視線を向けて首を傾げる。

「ん?何かあった?」

私がそう言うとユリアンは微笑みながら首を左右に振り口を開く。

「少し手伝ってほしいのよ」

ん?手伝い?何の?と思い更に首を傾げていると真剣な顔になり口を開く。

「あの穴を貴女に塞いで欲しいのよ、調査隊の中で一番強力な【魔法】を使う貴女に・・・・ね」

ああ!なるほどね!確かに私が【魔法】を使って塞いだ方が良いよね!

「わかった、頑張って塞ぐよ」

ユリアンはその言葉にホッとした顔になる。

「本来なら私達がやった方が良いのだけど・・・万が一を考えるとね」

その言葉に私は頷く。

「その考えは正しいと思うよ、それに私も調査隊の一員なんだから仕事はしっかりとしないとね」

私がそう言うとユリアンが笑いながら頷く。

「確かにそうね」

良し!頑張ってだれもこの穴を見つけられないように塞ぐぞ!!

「それじゃあチャチャッとやっちゃうね!!」

私は鍾乳洞への入口の前に立ち手を翳す。

「まずは・・・・」

そう呟き入口から2メートルくらい先に入れないように岩の壁を作り頷く。

「え?それだけなの?それだけだったら『ここに何かあります』と言ってるみたいなものだけど」

ディアナが私の行動を見ていてそう言って来たので私は苦笑する。

「もちろんこれだけじゃないよ?これからだよ」

そう言った後にもう一度壁を作る。

「今度は黒い壁?」

始めに作った壁は岩の壁・・・色は石だから灰色っぽかったんだけど今作ったのは黒い壁・・・地中に眠る砂鉄を【クリエイトアース】を使い集めて作った壁だ。

「これは鉄製の壁だよ」

渡曽のその言葉を聞きディアナがその壁に近つき軽く叩き驚く。

「石とは違う硬さ・・・本当に鉄製なのね?」

「まあね・・・【クリエイトアース】でこれをやるには結構めんどくさいんだけどやった方が良いと思ってね、それで最後にまた石の壁で・・・塞ぐ」

私がやった事は岩の壁の間に鉄の壁を挟んだだけ、ここまでやれば多分大丈夫なはず!!

「これでどうかなユリアン?」

私がそう言うとユリアンが苦笑する。

「やりすぎな気もするけどここまですればここからはあの鍾乳洞へはいけないでしょう、ありがとうリア」

まあ『ここからは』なんだけどね。

「役に立てて良かったよ、それじゃあサルーンへ戻ろうか」

本来ならもうサルーンへと着いているはずだったんだけどまさかのヘルスネークとの戦闘と未発見の遺跡とセイさん達との遭遇と調査があったからね・・・・・考えてみればかなり濃い体験だよねこれ?・・・・・嫌な体験も交じってるけど!!

「皆さんお疲れさまでした!!予定通り休暇を取った後に最後の遺跡のある場所・・・ユリシーズへと向かいますのでよろしくお願いします」

私達は穴を塞いだ後にサルーンへと再び向かいそして何事も無く着く事が出来てユリアンのその言葉の後解散となった。

「私はサルーンへの領主様に会ってくるけどリア達はどうするの?」

其々が街に入って行くのを見送った後にユリアンがそう聞いて来たので私は少し考えてから口を開く。

「宿に向かうよお風呂に・・・あ」

いつものように私のお風呂発言を聞きミーティアが来た道を戻るように逃げて行きそれを見たティファが追いかけて行く。

「平和だねぇ」

それを見た私はしみじみと呟く。

何かこのやり取りってもう『お約束』になってるよね?