作品タイトル不明
ならばこれだ!!
いかにも出来る女性!って感じの女性とメイド姿の女の子がいきなり現れて戸惑う私達を2人は気にせずに私達の後ろにある魔道具に視線を向ける。
「あ!壊しちゃ駄目だめだよ?」
私がそう言うとメイド姿の女の子が私に視線を向けて微笑む。
「貴女がシン兄様の言っていたお姉さんですね?お姉さんには悪いですけど私達はその魔道具を壊す為に来たんです・・ごめんなさい」
やっぱりその為にここに来たんだね!!させないよ!!と思いニーズヘッグを構える。
「カナデ、私がやりますので貴女はその方達のお相手を」
「わかりましたセイ姉さま!」
そんな話が聞こえたので私はセイ姉さまと呼ばれた女性にニーズヘッグをむけて取り敢えず合成版の【ストームウェーブ】を放つ。
「【グランドウォール】」
私の【ストームウェーブ】は【グランドウォール】に阻まれてセイ姉さまと呼ばれた女性には届かなくて私はならば!と3回連続で合成版の【ストームウェーブ】を放ってみたけど全てを防がれてしまった。
「確かにシンが言うように中々のものを持ってるわね、でも・・・・【グランドスワンプ】」
【グランドスワンプ】・・・その言葉の後すぐに魔道具が置いてある地面が波打ち魔道具が沈み始める。
「ちょ!」
壊すというよりのみ込まれるという言葉が相応しい光景に私がそう声を上げ一分後には魔道具は沈みきり何もない状態になる。
ああああ!またやられた!!ものすごく面白そうな魔道具だったのに!!と落ち込んでいると
セイ姉さまと呼ばれた女性がこっちをじっと見た後に口を開く。
「1つ聞かせてもらえるかしら?」
へ?
「何を聞きたいの?」
まさか向こうから声を掛けてくるとは思わず、少し戸惑いながらそう言うと女性は話を続ける。
「何故貴女は【魔法】が使えるの?」
ん?何でそんなこと聞くのかな?まあいいけど。
「遺跡で見つけた資料を元に再現した」
私がそう言うと女性が目を見開き固まり・・・・そして微笑みながら口を開く。
「それは凄いわ・・・私は貴女の情熱と努力に最大の敬意と賞賛を贈ります」
あれ?褒めてくれたよ?もしかしていい人?
「ありがとう?私からも1つ聞きたいんだけどいいかな?」
向こうの問いに答えたんだからもしかしたら質問に答えてくれるんじゃないかな?と思いそう聞くと女性が微笑みながら口を開く。
「私が答えられる事ならば答えましょう」
よっしゃ!!さて何を聞こうか?・・・・・良し!ならばこれだ!!
「ここにあった魔道具や前に壊された魔道具はなんなの?何故壊す必要があったの?」
これは当然の疑問だと思うんだ。
そんな私の質問を聞き女性は少し考えてから口を開く。
「私達が壊した魔道具は遥かな昔に人々が神の定めた禁忌に触れそれを形にした物だから・・・ですよ」
『昔の人々』ってのはシルドニア王朝時代の人達だって言うのは判る・・・けど『神の定めた禁忌』って言うのがわからない・・・神はいったいどんな事を『禁忌』としていたんだろう?っていうか神様って本当に存在してたんだ?
「ねえその『禁忌』って何?」
私がそう言うと女性が微笑んで口を開く。
「質問に答えるのはここまでです・・・帰りますよカナデ」
ユリアン達の相手をしているメイド姿の女の子にそう声を掛けると女の子が走って女性の隣まで来て私に微笑む。
「本当はお姉さんとも話したかったのですけどこれで失礼しますね」
そう女の子がいい終わってすぐ2人の姿はかき消えた。