作品タイトル不明
ナイスな判断!!
「うーん」
ティファが何かを見つけてくれたけどそれを目にする為の方法が分からずに少し考えこむけど何も思いつかない。
それからしばらくの間皆で何かいい方法が無いかを話し合ったけど解決策は見つからずに時間だけが過ぎて行く。
「ここに何かあるかの確認は諦める?」
ユリアンが少し残念そうに私に聞いて来たので私は少し考えてから口を開く。
「魔物はいなかったけどここを魔物の巣にする訳にはいかないから出入り口を塞いでしまおうか?」
そんで後から私だけで来て調べる・・・中々いいかんがえじゃない?と思いそう言いうとユリアンが少し考えてから口を開く。
「そうしましょうか、それじゃあここを出ましょう」
ここに居る全員が頷き歩いて来た道を戻り始め私も追いかけるように歩き出しティファが教えてくれた壁から10歩ほど離れた場所の壁に何気なく手を翳してエーテルを流し込んでみたら音も無くエーテルを流し込んだ壁が横にスライドした。
「はへ?」
何の期待もせずにやった行為が起こした結果を見て立ち尽くした私に気がついた先に進んでいた皆が振り返りいきなり現れた出入り口を見て驚き固まる。
「・・・・・・何これ?」
ユリアンの恐る恐るという感じの言葉を聞き現実に戻った私はいきなり現れた出入り口に顔を突っ込み中を確認すると奥へと続く通路・・・・さっき調べていた壁のある方向への通路があるのが見えた。
「なるほど・・・ティファの言ってる事は間違えじゃなかったんだ」
そう納得しているとディアナが現実に戻って来て私の言葉に首を傾げる。
「つまりティファは『この壁の向こうに何かある』と言ってたんだよ、それを私達は『この壁が出入り口だよ』と解釈しちゃった訳だ」
これは言葉が通じない以上仕方のない事だ。
「なるほどね、でもいつもティファは正確に出入り口を当ててたわよね?」
ユリアンが真剣な顔でそう聞いて来たので私は少し考えてから口を開く。
「偶々出入口だっただけじゃないのかな?ティファが教えてくれていた所には絶対に何かあった訳だし」
そこら辺はティファに聞いてみたいと判らないけど言葉が通じていないから確認しようがないし!!
「で・・・・これ何処に通じてるんだろうね」
もう一度通路を覗き込んで奥のほうを見てみても暗くてどうなってるのかが分からないんだよね。
「これは調べるしかないよね」
私がそう言うとユリアンが真剣な顔で頷いた後に口を開く。
「でも少し待ってくれる?外にいるムーアにこれまでの事とこれからの事を伝えておいた方が良いと思うから伝えてくるわ」
あ・・・そう言えばこの穴の出入り口でムーアさん達が見張りをしているんだった。
「そうだね何かあった時の為の情報共有は大事だと思う」
この先の場所を調べる過程で私達に何かあった時にムーアさん達を頼る場面が出てくるかもしれないしね。
「わかったよ、それなら私達は此処で少し休んでいるよ」
その言葉にユリアンは頷きそれからディアナに視線を向ける。
「頼むわねディアナ」
「わかってるわ」
ディアナの言葉にユリアンは頷き来た道を戻って行った。
それから暫くのんびりしているとユリアンがリッカちゃんを連れて戻って来た。
「あれ?リッカちゃんを連れて来たんんだ?」
「ええ、もしかしたらシルドニア王朝関係の物が出てくるかもしれないから」
あ!確かにその可能性もあるね!ナイスな判断!!
「それじゃあ始めましょうか」
ユリアンの言葉にここに居る全員が頷き、見つけた通路へと足を踏み入れた。