作品タイトル不明
2倍くらい大きいからね!!
ヘルスネークと睨み合う事5分・・・・ヘルスネークが動いた。
「危ないムーアさん!」
私がそう言うと同時にヘルスネークの後方で戦闘態勢を取っていたムーアさんがヘルスネークの尻尾での横薙ぎを受けて吹き飛んでいく。
そしてそのまま正面にいるユリアンに飛び掛かりながら噛みつく・・・がそれをユリアンはジャンプしてよける。
「この!」
私は動きの止まったヘルスネークへ【ストームウェーブ】を放つ。
「あれ?」
首を刎ねる事が出来ずに切り傷が出来てた。
「リアが仕留め損なうって珍しわね?」
剣を構えながらそう言って来るディアナに私は苦笑する。
「ヘルスネークとはアグリでもやりあった事があるから【ストームウェーブ】で十分だと思ったんだけどコイツには物足りなかったみたい」
単純にアグリでやりあったヘルスネークより目の前にいるヘルスネークのほうが強いって事なんだろう。
アグリで見た奴より目の前にいる奴は2倍くらい大きいからね!!
「ならこいつはリアが倒せるって事でいいのね?」
「うん」
ユリアンの質問に即答するとユリアンがムーアさんの飛んで行った方向を見ながら口を開く。
「ならここはリアとディアナに任せるわ、私はムーアの所に行ってくる」
かなり吹き飛んで行ったから心配だもんね。
「わかった」
私がそう言うとユリアンがムーアさんが飛んで行った方向へと走り出しディアナがそれと同時にヘルスネークへと走り出し剣を振り下ろす。
「チッ!硬い!!」
まあ私の【ストームウェーブ】を受けて掠り傷で済む位だからね、多分剣じゃ致命傷は与えられないんじゃないかな?と思いながらディアナが剣で切りつけた事によりディアナに注意が向いたのを確認した後に合成版の【ストームウェーブ】を放ち首を刎ねる。
「・・・・ふう・・・」
首を刎ねられて残った胴体が勢いよくうねうね動いているのを見て巻き込まれないように少し離れた場所に下がり暫くヘルスネークの胴体を見ているとだんだん動きが鈍くなって来て・・・そして動かなくなる。
「終わったね」
「流石ね・・・本当にヘルスネークの鱗って硬かったわ」
ディアナと話しながら完全に動かなくなるのを確認してヘルスネークを【ディメンションスペース】に放り込んだ後にディアナと一緒にムーアさんが倒れている場所へと向かう。
「大丈夫ムーアさん?」
ムーアさんがユリアンとリッカちゃんに介抱されているのを見ながらそう聞くとムーアさんが少し申し訳なさそうな顔で口を開く。
「大丈夫です、ですが防具がもう使い物になりませんね」
ムーアさんの横に物凄くへこんだ金属製の胸当てが置いてあった。
「これが無ければ死んでましたよ」
うわぁ・・・この胸当てをここまでへこませる一撃を防具無しで受けたら確実に死んじゃうよ、
「怪我は?」
私がそう言うとユリアンが微笑みながら口を開く。
「打ち身程度だったけど【回復魔術】で治しておいたわ」
おお!それは良かった!!
「ねえユリアン」
ムーアさんの介抱を終えたユリアンに視線を向け声を掛ける。
「なにかしら?」
首を傾げるユリアンを見ながら話を続ける。
「休憩時間の延長をしない?ムーアさんの事もあるし」
打ち身とかって時間が経ってから出て来ることもあるからね。
「・・・・そうね、ならこのままお昼ご飯にしましょう」
ここに居る全員がユリアンの決定に頷いた。