作品タイトル不明
聞きたい事もあるし!!
「それじゃあまた後で」
ユリアンがいつも通り領主様に挨拶に行ったのを見送った後に私達は予定通り宿に入りミーティアを逃がさないように捕まえてお風呂に入りその後に寛いでいるとディアナが部屋にやってきた。
「リア」
そう言いながら部屋に入って来た。
「ん?どうしたの?何かあった?」
何か少し焦っているみたいに感じたからそう言うとディアナが口を開く。
「さっきユリアンから連絡があって夜までにこっちに来れるかどうかわからないからユリアン抜きで食事に行って欲しいそうよ」
「・・・・・・・何かあったのかな?」
今まで新しい街に行った時に領主様に挨拶には行ってたけどすぐに合流出来てたんだけど・・・何かあったのかな?
「わからないけど何かあったらいつでも動けるようにしておきましょう」
真剣な顔でディアナがそう言って来たので私は頷く。
私が頷いたのを見てディアナも頷きその後に微笑んで口を開く。
「それじゃあ食事に行きましょう」
私達は夕食を食べる為に宿を出てご飯が食べれる場所を探す為に歩き出した。
翌日私はノック音で目を覚ました。
「んぁ?」
何か音がしたかな?と思って目を覚ましたらもう一度ノック音が聞こえたのでベッドから這い出てドアまで歩いて行く。
「誰?」
「私よリア」
扉の向こうから聞き慣れた声・・・ユリアンの声が聞こえたのでドアを開ける。
「おはようリア」
「うん、入って」
そう言って部屋に戻りベッドに座りユリアンを見る。
「何かあった?」
挨拶をして来た時から物凄く真剣な顔だったから何かあったのかな?と思いそう聞くとユリアンが真剣な顔のまま口を開く。
「オバーカ盗賊団がこの街の近くで暴れた可能性があるわ」
「は?」
あれ?オバーカ盗賊団ってウラットがキルアスキルの傘下にした盗賊団じゃなかったっけ?と思いながら首を傾げているとユリアンが話を続ける。
「一昨日街から少し離れた場所で衛兵部隊が見回りをしていたらしいのだけどもその部隊にアースドラゴン10体が襲い掛かって来たらしわ」
アースドラゴン10体に襲われるって最悪じゃん!!Bランク探索者レベルの人だったら死んじゃうよ?
「え?衛兵隊の人達は大丈夫だったの?」
私がそう言うとユリアンが更に話を続ける。
「運よく通りかかった探索者と協力して何とか討伐したらしいわ、でも大怪我をした衛兵が10人出たそうよ」
それで済んだんだから運がいいと思うしかないよね。
「で?何でオバーカ盗賊団が絡んでると?」
私がそう聞くとユリアンが真剣な顔で口を開く。
「この地域にはアースドラゴンはいないわ」
・・・・・・・・・・なるほど!そういう事ね!!
「確かにオバーカ盗賊団・・・と言うよりウラットの仕業みたいだね」
私がそう言うとユリアンが真剣な顔で頷く。
「前にも言ったけどグランパルス地方はキルアスキルの活動が活発な地域なのよ」
そんな事も言ってたね。
真剣な顔のまま黙っているユリアンを見て少し考えてから口を開く。
「ならまた囮旅でもする?」
出来れば遺跡調査をしたいけどユリアンが気になるならウラットの方を先にしてもいいよ?ウラットには聞きたい事もあるし!!と思いながらそう聞くとユリアンが少し考えてから首を左右に振る。
「いいえ今はサールンの遺跡を調べる事を優先するわ、もしかしたらその時にウラットが襲ってくるかもしれないし」
・・・・・・・またそんな事を言って!!本当に学ばないねユリアンは!!