軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

なんか納得いかないなんだけど!!

「んぎぎぎぎぎ・・・・・無理だぁ!!」

ユリアンの『縄を引きちぎる事が出来たら逃がしてあげる』発言を聞いた盗賊が顔を真っ赤にしながら縄を引きちぎろうとしていたけど引きちぎる事が出来ずにそう言うとユリアンが満足そうに頷く。

「なら少し走ってもらえるかしら?あ!そのまま逃げたら【魔術】を打ち込みますから」

にっこりと微笑みながら物騒な事を言うユリアンを怯えた顔で見ながら走り出してユリアンが『そこで止まって』と言われその場で足を止める。

「走ってみて早くなったと思いますか?」

ユリアンが走った盗賊にそう聞くと盗賊が驚いた顔で頷くのを見て私はこの部位強化が上手くいったと判断した。

「どうやら大丈夫みたいだね、ユリアン・・・全員にやっちゃおう」

私の言葉にユリアンが頷きムーアさんに視線を向けるとムーアさんがその意味を理解したのか頷きさっきと同じように3人で盗賊達相手に作業を始め私は後ろ手で縛られてる盗賊達の足に【スペックアップ】をかけていく。

そして全ての作業が終って立ち竦む盗賊達にユリアンが微笑みながら口を開く。

「さて・・・ではグランパルスに向かい進みましょうか、勿論貴方達は歩きです。ですが貴方達の足にとある【魔術】をかけてあります、それは足の強化・・・・つまり歩くのが楽になる【魔術】です」

そう言うと盗賊が今までの作業の意味を理解し複雑そうな顔になった。

「それと逃げ出そうとする人は遠慮なく【魔術】で攻撃しますのでよろしく」

その言葉の盗賊達は何かを悟ったような顔になって一言も発さなかった。

「では出発しましょうか」

予定外の同行者を連れて私達はグランパルスに向けて馬車を走らせ始めた。

そして馬車を走らせて10分もしないうちに馬車に乗って外を見ているユリアンが驚きの顔をして口を開く。

「早歩きで馬車についてこれるのは凄いわね」

馬車の進行速度はいつも通りの感じなのでそれに早歩きでついてこれるのは確かに凄いと思う。

「で?改造した【スペックアップ】ってどれくらい持つの?」

私はユリアンの質問に少し考えてから腕を組んで口を開く。

「分んない!!」

だって新型の【スペックアップ】を作った後に誰も【スペックアップ】をかけさせてくれなかったじゃん!!だから効果足時間とか効果が切れた後の事が全然わからないんだよ!!だからこそ盗賊達に協力してもらって検証する訳じゃん!!

「ん?何で呆れてるのユリアン?」

私の言葉に呆れた顔で見てくるのでそう言うと深い溜息をついた上で『気にしなくていいわ』と言われた。

・・・・・・・・なんか納得いかないんだけど!!

そしては馬車が走る事30分・・・・盗賊達が馬車についてこようと走り出したのを見て【スペックアップ】の効果が切れたと判断して馬車を止めてもらいへばっている盗賊達の元に行きながら口を開く。

「15分位休憩しようユリアン」

私がそう言うとユリアンが少し考えた後に頷くのを見ながら盗賊達の所に着く前に私の前にディアナが立ち口を開く。

「へばってるようだけど油断しちゃだめよ」

そう言いながら鞘から剣を引き抜き警戒しながら盗賊達を見ている。

私はディアナの後ろから盗賊達を見ながら口を開く。

「てことで15分位休むよ、んで質問するから答えてほしいんだけど」

ん?何で無視するのかな?