作品タイトル不明
仕方ないじゃん!!
「これでいいわ」
平地をデコボコの地へと変えたのを見て満足したように頷くユリアンがそう言うとリックスさんもユリアンの態度に安心したのか深い溜息をつく。
「それじゃあ戻ろう」
何事も無く調査隊が休憩している場所まで戻る事が出来て少し休んだ後に旅を再開する。
旅を再開し魔物とは遭遇はしたものの調査隊の実力からすれば問題は無く勝つ事が出来てそのまま進み目的地である街・・・・・マルービサにつく事が出来た。
マルービサに入りユリアンが全員を見わたして口を開く。
「では予定通り3日の休暇を取ります!補給班は物資の補給をお願いします、それと私は領主様に会ってきますのでよろしく」
その言葉を聞き全員が頷く。
「リア」
皆が其々に歩き出すのを見た後にユリアンが声を掛けてきたので歩き出そうとした足を止めユリアンに視線を向けるとユリアンが微笑みながら話を続ける。
「貴女はどうするの?」
その言葉に前から決めていた事を口にする。
「宿に行く前にギルドに顔を出してくるよ」
その言葉にユリアンが首を傾げる。
「ギルド?もしかして3日の休暇があるから依頼でも受けるの?」
私は苦笑しながら口を開く。
「まさか!!ギルドに顔を出すのはこの前のオーガの巣の事を報告する為に顔を出すんだよ」
一応Sランカーだからね!報告はしておいた方が良いと思うんだ。
そう言うとユリアンが納得した顔になり頷いた後に真剣な顔で口を開く。
「それは助かるわ!私も領主に会った時にその事は報告するつもりだったのよ、まあギルドに報告ってのは思いつかなかったわ」
まあ領主様に言えば領主様からギルドに話が行くと思うから別に問題はないと思うけどね。
「って事で後で宿で合流って事で」
私の言葉にユリアンは頷き歩き出し私も歩き出そうとして・・・・・・足を止めた。
「どうしたのリア?」
いきなり足を止めた私を不思議そうな顔で見てそう聞いてくるディアナに私は苦笑する。
「・・・・・・ギルドってどこ?」
だってこの街には初めて来たんだもん!!仕方ないじゃん!!
「おお・・丁度報告ラッシュの時間帯だったか」
ギルドが何処にあるのか分からない事が発覚してすぐにディアナが近くを歩いている人に声を掛けて聞き出してくれたから無事に着く事が出来てギルドの中に入る事が出来たんだけど今の時間帯は夕方・・・・つまりは依頼を受けた探索者達が依頼達成の報告をする時間帯に当たってしまったみたいでかなりの探索者達が受付に並んでいた。
「まあ急いでないし並ぼうか」
それを見てそう言った後に女性探索者の後ろに並びディアナに視線を向ける。
「でもいいのディアナ?付き合わなくてもいいんだよ?自由時間なんだし」
その言葉にディアナが真剣な顔で口を開く。
「気にしなくていいわ、それに・・・・」
ん?『それに』?と言われて首を傾げるとディアナが話を続ける。
「リアは目を離すと何をするか分からないから放っておけない」
ちょ!!私問題児じゃないですよ!!
「ディアナは私の事をどんな風に見てるのさ!」
そんな私の言葉にディアナが不思議そうな顔で口を開く。
「規格外?」
「私は普通だよ!!」
すぐさまツッコむと何故か前の女性探索者が笑い出した。