作品タイトル不明
これで大丈夫だね!!
オーガキングを目の前にして深呼吸を一度する。
「ねえリア・・・あれをこの前陛下に見せたっていう【魔法】で倒せない?」
深呼吸をして戦闘態勢を取る私にそう聞いてくるユリアンの言葉に私は首を左右に振り口を開く。
「その【魔法】って【ラグナフレア】の事だよね?多分無理」
私の言葉にユリアンは一度残念そうな顔をしたけど目の前のオーガキングに集中する事にしたのか戦闘態勢を取ったままだった。
「でも・・・・他の【魔術】でなら簡単に倒せるよ」
私はそう言いながら合成版の【ストームウェーブ】を放ち私達を睨んでくるオーガキングを真っ二つにする
。
「「「は?」」」
いきなり真っ二つになるオーガキングを見て驚き固まる4人を見て再び深呼吸を一回して口を開く。
「これで大丈夫だね!!」
私がそう言うと「「「いやいやいや!!」」」とユリアン、ディアナ、ムーアさんが私に詰め寄って来た。
「え?どうしたの?」
私が首を傾げてそう聞くとユリアンが私の両肩を掴み前後に揺さぶりながら口を開く。
「さつき【魔法】では倒せないって言ってたじゃない!!」
ああそれの事とか・・・う・・・前後に揺さぶられて気持ち悪くなった来た!!
「ユリアン・・・揺らすの止めて・・・気持ち悪くなってきた」
私がそう言うとユリアンが目を見開き両肩を掴んでいる手を放す。
「んでさっきの事なんだけど【ラグナフレア】では倒せないって意味で言ったんだよ」
まあ正確に言うと当たれば倒せるけど多分当たらないって意味なんだけどね。
「それは何でなの?聞いた話じゃ【ラグナフレア】・・・だっけ?その【魔法】は物凄い威力だって聞いてるけど」
私はその言葉に頷く。
「確かに【ラグナフレア】の威力は凄いよ、さっきオーガキングを真っ二つにした合成版の【ストームウェーブ】よりも威力は上だと思う」
私の言葉にディアナも不思議そうな顔になる。
「でもね【ラグナフレア】は地面から上に向けて高火力の炎が出る【魔法】なんだよ、私はまだ【ラグナフレア】を使い慣れてないから発動時に察知されて避けられる可能性の方が高かったんだよ」
オーガキングともなれば知力がかなり高く状況判断もかなり高い、だから察知されて避けられると思ったんだ。
私がそう説明するとユリアンが納得したように頷いた。
「なるほど・・・だからこそ合成版の【ストームウェーブ】を使ったのね?」
ユリアンのその言葉に頷く。
「そういう事だよ、合成版の【ストームウェーブ】は無詠唱で使えて使い慣れてるから避けられる心配はないからね」
使い慣れている魔術で倒せないとか魔術師・・・いや魔導師失格だからね!!
「話は分かったわ・・・まあ今回もリアのお陰で私達に怪我人は無く済んだわ・・・ありがとう」
私はそう言ってくるユリアンに苦笑する。
「お礼は必要ないよ、仲間なんだから当然だよ」
まあユリアンだけの時でも助けたけどね友達だからね!!
「そうね」
私の言葉にユリアンが嬉しそうに微笑みその後に真剣な顔に戻り口を開く。
「リックス少しいいかしら」
ユリアンが少し離れた場所でこちらを見ていたリックスさんを呼びユリアンに近づいてきたリックスさんに話すべく口を開く。
「悪いけどこの平地をいじって欲しいの、このまま放置すれば別の魔物の住処になるわ」
ああ!確かにこれだけ広い平地だと魔物達が喜んで住処にしそうだね。