軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

言った事が現実になる!!

深呼吸を一回した後に私は口を開く。

「魔法を司る神リリアーナよ我が願いを聞き届け我が敵を打ち倒す力を貸し与えたまえ・・・・・・我が望むは敵を打ち亡ぼす雷・・・・【サウザンドボルト】!!」

私が使った【魔法】はお馴染みの【サウザンドボルト】、なぜこの【魔法】を使ったのかと言うと理由は2つ!!一つ目はこの【魔法】は【広範囲攻撃型魔法】という事、そしてもう一つは使い慣れて尚且つ見慣れた【魔法】だから結果の違いがすぐに分かると思っての事だ。

そして【サウザンドボルト】を使った結果・・・・・皆が私を含めた驚きに固まっていた。

「あれ?」

視線の先には黒焦げのオーガの死体や燃える木々・・・・生き残っているオーガは一匹もいなかった。

「えっと・・・」

確かにニーズヘッグを使って大きな岩相手に【サウザンドボルト】を使った時に威力が上がったとは思っていたよ?でもまさか此処まで・・・・小規模の巣を殲滅させるほどの威力があるとは思わなかったよ!!

「全部吹き飛ばしちゃった・・・・・結果オーライ?」

恐る恐るユリアンに視線を向けるとユリアンが呆れた顔で深い溜息をつく。

「はぁぁぁぁ・・・皆悪いけど生き残りがいるかの確認をするわよ!4人1組で動きます!!」

ユリアンの案で私はムーアさんとディアナとユリアンの4人で行動し黒焦げになったオーガの巣跡地に足を踏み入れる。

「見た感じ生き残りはいないみたいだね」

家もどきも全部吹き飛び燃えているから生き残りはすぐにわかる・・・はずなので見渡して動く奴がいなかったのでそう言うとユリアンが真剣な顔で口を開く。

「油断はしないで、死んだふりをしてるかもしれないしね」

この場所を見る限り生きている奴はいないとも思うんだけどな。

「ん?今・・・あそこの黒焦げのオーガが動かなかった?」

ディアナが纏まって黒焦げになっているオーガを見ながらそう言って来たので私も視線を向けて見るけど動きは無かった。

「気のせいじゃない?」

私がそう言うとディアナが剣を鞘から引き抜きいつでも戦えるようにしながらその黒焦げのオーガに接近し剣でつついてみるけど動く気配はなかった。

「気のせいだったみた・・・・・」

ディアナが最後まで言おうとするときに剣でつついた黒焦げオーガが動き出し・・・・宙に浮きその下から通常のオーガよりも筋肉がつき体色も違うオーガが立ち上がり近くにいたディアナに向かい襲い掛かって来た。

「チッ!」

襲い掛かられたディアナは慌てる事も無くその突進をサイドステップで躱して剣を構える。

「・・・・キング」

そう・・・・目の前で私達を睨むように見ているオーガはアグリでも偶に見る魔物・・・・オーガキングだ。

どうやら近くにいたオーガ達を盾にして【サウザンドボルト】を凌いだみたいだ。

「さっきユリアンが『キングがいないといいわね』とか言ったから出て来たじゃん!!」

私がユリアンを見ながらそういうとユリアンが驚きながら私をガン見していた。

「ちょっ!!私のせいじゃないわよねこれ?」

「ユリアンが余計な事を言ったせいだよ!!ほら『言った事が現実になる!!』ってよく聞くじゃん!!」

私がそう言うとユリアンが視線を逸らす。

「偶々ヨ」

そうなんだけどそう思わないとやってられないじゃない!!オーガキングと戦うとかめんどくさいんだからね!!