軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

てしてし!!

ラックスを出てから1週間・・・・何事も無く旅は進み今日も無事に夜を迎える事が出来、野宿で夕食も済ませて後は睡眠・・・・となり私は交代制の見張りの一番最初の見張りとなりティファとニーズヘッグと一緒に警戒しながら過ごしていた。

「なあ相棒」

ティファを愛でながら周囲を警戒していると一緒に居るニーズヘッグが声をかけてきたので手を止めてニーズヘッグに視線を向ける。

「見張りだったらおれは美人と一緒に見張りがしたんだが代わってくれないか?」

私はその言葉に首を左右に振り口を開く。

「戦闘になった時にアンタが必要だから駄目!それに誰と見張りをしても一緒じゃん?」

そう言うと何故かニーズヘッグが溜息をつく。

「わかってないな相棒は・・・見張りをしながら美しい女性の観察・・・いや警備をしなきゃ紳士とは言えんだろう!!」

「うん判ったよ、って事で私と見張りを継続で・・・・・・っ!!」

最後まで言おうとした時に近くの茂みが揺れ始めたので立ち上がりニーズヘッグをてに取り構える。

警戒する私の足元にティファが座り私を見上げてくる来るけど私は茂みを見何かが出て来るのを待つけど何も出てこない。

「ん?どうしたのティファ?」

茂みを警戒していたら私の足を前足で『てしてし!!』と叩いてきたのでティファに視線を向けると『ウミャ!』と鳴いた後にゆっくりと茂みに向かい歩いて行ってので私は警戒しながらもティファを追いかけるように歩き出してティファが入って行った茂みへと踏み込むとそこには血を流して倒れている動物・・・白い子犬を心配そうに見ているティファがいた。

「怪我してるのこの子?」

倒れている子犬を見ながらそう呟くとティファが私に視線を向けて『ウミャ』と鳴く。

「助けろって?」

「ウミャ!!」

どうやら助けてあげて欲しいらしい、うちの子めっちゃ優しくない?怪我した子を放っておけないなんて天使なんじゃないのかな?と思いながら倒れている子犬の所まで歩いて行き跪いて子犬の容態を確認する。

腹部に深々とした傷・・・・というか歯形が付いており多分魔物に襲われて噛みつかれたのだろう。

「これくらいなら大丈夫だよ」

ティファにそう言った後に【治癒魔術】を使い怪我を治してその後に子犬を抱き上げて立ち上がる。

「戻ろうティファ、この子が目を覚ますまでしっかりと見るから」

そう言って私はさっきまで座っていた場所まで戻りニーズヘッグを立て掛けて眠り続ける子犬を抱き見張りを再開した。

「お?」

見張り時間がもう少しで終わる・・・といった所で腕の中で眠っていた子犬のがもぞもぞと動き出したので子犬の顔を見ていると目を見開き・・・そして私を見て固まる。

「どうしようねこれ」

固まったまま動かなくなった子犬をみてどうしようかな?と思っていると私の隣で寛いでいたティファが立ち上がり私の腕の中で固まる子犬を覗き込み『ウミャ!』と言った後に『ウミャウミャミャ!!』とか『ミャ!』とか声を掛けそれを聞いた子犬が再び私を見上げて『クゥン!』と鳴き私の腕を必死に登り私の肩まで上がって来て頬を舐め始めた。

「お礼を言ってくれてるのかな?」

可愛さに悶絶しそうになりながら私がそう呟くと今度は体を擦り寄せて来た。

「元気になってよかったよ、あ・・・これを食べて」

【ディメンションスペース】に入っているオーク肉を一切れ取り出して子犬の前にぶら下げる。

「血を流してたからしっかりと食べて回復しないとね」

【魔術】で怪我は治せても血までは増やせないんだよね。