作品タイトル不明
何でもありません!!
私達はサザビーを出てクッテラーナ経由で何事も無く帝都に戻る事が出来た。
「皆お疲れ様!予定通り1月の休みとなります、物資、調査、護衛の責任者以外は解散で!各責任者は報告の為に私と共に城へ向います!」
ユリアンの言葉にアンディさんとムーアさんと物資の責任者のウイッスさんが残り何かを話し始めたので私も宿を取ろうと街へ行こうとティファと歩き出したら誰かに肩を掴まれたので振り返るとユリアンが私の肩に手を置いてニコニコしていた。
「何処に行くのリア?」
その言葉に首を傾げる。
「何処って宿を取ろうと思って街に?」
なんでそんな事を聞いてくるのかな?と思いながらそう言うとユリアンが私の肩に手を置きながら深い溜息をつく。
「宿って・・シアの家に泊るんじゃないの?」
え?なんでそういう事になってるの?
「え?毎回シアにお世話になるのはどうかと思ってさ・・・・やっぱり迷惑じゃん?」
その言葉に今度はディアナが深い溜息をつく。
「あのねリア?そんな事をシアが思う訳ないでしょ?って言うかシアの前でそんな事を言ったら怒られるわよ?」
ディアナの言葉に何故かユリアンが何度も頷いている。
「わかったよ、なら今からシアの家に行くよ」
私がそう言うと何故か肩を抑えているユリアンの手に力が籠る。
「ん?どうしたのさユリアン?」
私がそう問うとユリアンがニコニコ顔のまま口を開く。
「リアは私達と一緒にお城に行くのよ?」
は?何で?
「え・・・・私調査隊でどの責任者にもなってないよ?だから自由行動でいいんでしょ?」
私がそう言うとユリアンがニコニコ顔を鼻先まで接近させて口を開く。
「今回の発見やニーズヘッグの事もあるからリアはこなきゃいけないでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・はい」
今・・・・ユリアンの後ろにメラメラと燃え盛る炎が見えたよ?きっと気のせいじゃないよ!!
諦めて頷く私を見たディアナが苦笑する。
「私も付き合ってあげるからさっさと済ませましょう」
・・・・そうだね・・・メンドクサイ事はさっさと済ませちゃおう!!
私達はユリアンと共に城へ入り長い廊下を歩き一つの扉の前で足を止める。
全員が足を止めたのを確認してからユリアンがドアをノックすると部屋の中から聞き慣れた声・・・シアの声がした。
「誰かしら?」
「私よシア」
ユリアンが即答して10秒もしないうちにドアが勢いよく開きシアが出て来た。
「無事に戻って来たのね皆!!」
どうやらかなり心配してくれたみただった。
「ただいまシア、まあ調査の途中だけど帝都を経由するから顔を出しに来た」
私がそう言うとシアが落ち着いたのか真剣な顔になり口を開く。
「話が聞きたいから入って」
「うん」
私達はシアの仕事部屋へと入室した。
私達が部屋に設置してあるソファーに座りそれを見たシアが一度廊下に出て5分もしないうちに戻って来て私達の前に座って私達を見て微笑む。
「さっきも言ったけど無事に怪我も無く戻ってきてくれて嬉しいわ」
やっぱりシアって美人なんだよねぇ・・・ふとした笑顔がとても綺麗だもん!でも同じ『笑顔』でも怖い時もあるけど!!
「リア?」
「何でもありません!!」
笑顔のまま私を見ながらそう言って来たので思わず立ち上がりながらそう言うとシアが深い溜息をつきユリアンに視線を向ける。
って言うか何で皆私が考えてる事がわかるの?本当に不思議なんだけど!!
「調査隊には感謝しているわ、まさか調査の過程でキルアスキルの情報が出てくるとは思わなかったけど」
おお!しっかりとキルアスキルに私と同じ【魔導師】がいる事が伝わったんだね。