作品タイトル不明
頑張れ!!
シアの仕事部屋でシアと向かい合いユリアンが詳しい話をしようとした時にノック音がしたのでドアに視線を向けるとシアが口を開く。
「入りなさい」
その言葉の後すぐにドアが開きメイドさんがお茶セットの乗せてある台車を押しながら入って来た。
「お待たせしました」
そういってからテーブルの上にお茶セットを移して皆の前にカップを置きお茶を注いだ後に私達に向けて一礼して口を開く。
「では失礼します」
そう言った後に台車を推して出ていき。それを見送ったシアが真剣な顔で口を開く。
「それじゃあ詳しく聞きましょうか」
その言葉を聞きユリアンが頷きクッテラーナやサザビーでおきた事を話す。
「そう・・・・」
シアがそう言った後にしばらく考え込んでユリアンに視線を向ける。
「それらの話を報告書にまとめてもらえるかしら?」
「わかってるわ」
ユリアンが頷くのを見て視線を私に・・・・いや・・・ニーズヘッグに向ける。
「貴方がニーズヘッグって事でいいのね?」
「おうよ!俺がニーズヘッグだ!しっかし・・・・」
ん?何が『しっかし・・・・』なのかな?
「リアの友達は美人ばかりだな!!しかもスタイル抜群と来てる!!いやぁ・・・眼福眼福!!」
その言葉にシアを除いた全員が深い溜息をつき、その言葉を言われたシアは驚いた顔で固まっていた。
「シア・・・コイツの性格ってこんな感じなんだよ」
私がそう言うとシアが現実に戻って来て冷たい視線をニーズヘッグに向けたまま口を開く。
「昔の人ってこんな感じなのかしら?だとしたら幻滅なんだけど」
その問いに私は苦笑する。
「多分元の持ち主のせいだと思うよ?ニーズヘッグから聞いた感じニーズヘッグと似たようなものだったから」
「そうなの?まあそれはいいわ、後でニーズヘッグを貸してもらいたいんだけどいいかしら?」
その言葉に私が首を傾げたけど手元のニーズヘッグから嬉しそうな声が上がる。
「俺とデートか?いいぞ!俺の相棒は色気が無いからたのしみだ!」
偶にニーズヘッグって私に喧嘩売って来るんだよね・・・やっぱりバラしてみようかな?と思ってニーズヘッグに視線を向けるとシアが私に視線を向けながら口を開く。
「報告書が出来たらすぐに会議があると思うから現物をオリアニア様達に見てもらうのよ、そのほうが手っ取り早いでしょ?」
そういう事ね!納得だ!!
「大丈夫だよ、かなり頑丈に出来てるから何をやってもいいよ」
きっとオリアニアさん達も色んな事を試したいと思うからね!
「ちょっと待ってくれ相棒?何か今物騒な事を言ってなかったか?俺・・・何かされるのか?止めだ!!お嬢さんとのデートは止め!!」
・・・・・・・元々シアはアンタとのデートなんて考えてなかったよ?
「ニーズヘッグ」
「なんだ相棒?」
「頑張れ!!」
「何を頑張るんだよ?嫌だぁぁぁぁぁ!!」
シアの仕事部屋にニーズヘッグの悲鳴が木霊するけど私達は皆それをスルーした。
「まあ聞きたい事は聞けたわ・・・・それでリアは私の家に泊るのよね?泊ってくれないとお母様が暴れ・・・・悲しむわ」
・・・・・・・・・・ん?今暴れるって言わなかった?気のせい?
「勿論お世話になるつもりだよ、いいかな?」
ディアナ達に言われて泊まる事にしました!とは言えないからそう言ってごまかした。
「良かったわ、それじゃあ悪いけど一足早く家に向かってくれるかしら?私は仕事があるから家に戻るのは夜になるの」
まあ今のシアは魔術師団の副長さんだから仕方ないね。