作品タイトル不明
ドンマイ!!
ディアナが『物足りない』と文句を言っているのを聞き溜息をついた後にのびている男共に視線を向けて口を開く。
「で?あれはどうする?」
私がそう言うとユリアンが溜息をつき口を開く。
「私が衛兵隊の詰め所まで行って衛兵を連れてくるわ、あの馬鹿共・・・男共は暴行未遂と誘拐未遂で捕まえられるから」
・・・・・・・・・は?暴行未遂は分かるけど誘拐未遂ってなに?
私が首を傾げるとユリアンがそれに気がつき苦笑する。
「ディアナが男共相手に立ち回りをしている時に『拠点に連れて行って可愛がってやる』とか言ってるのが聞こえたのよ」
確かにそれを聞くとそうとも言える・・・かな?
「って事で少しこいつ等を見張っていてくれるかしら?10分位で戻るわ」
「わかったよ」
ユリアンを見送って私達は取りあえず男共が逃げられないようにしようという事になり【ディメンションスペース】からロープを取り出して全員を簀巻きにしてから話をして待つ事にした。
「ねえリア・・・」
モニカがとても真剣な顔でそう声を掛けて来たので何かあったのかな?と思い視線を向けるとモニカが悲しそうな顔で私を見て口を開く。
「スケーへ達が捕まったからお泊りは・・・・ティファちゃんとの至福の時間は無しになるの?」
・・・・・・・・・・・・それを心配してたんかい!!と思ったけど口にはせずに首を左右に振る。
「私だって楽しみにしてるんだから無しにはしないよ、ユリアンが戻って来たら宿に行こう」
私の言葉に目を輝かせて何度も頷くモニカを見ながら周囲を警戒していると右側の道からユリアンが10人位の衛兵さん達を引き連れてこっちに向かってくるのが見えた。
「どうやら来たみたいだね」
私がそう言うとディアナが右側の道に視線を向けて微笑む。
「かなり急いで来たみたいよ?」
「へ?どうしてわかるの?」
なんでそんな事がわかるの?と思いそう聞くとディアナがこっちに向かってくる衛兵さん達を見ながら苦笑する。
「私服の衛兵も居るからね、まあ武器は持ってるみたいだけど」
ああ!そう言われると確かに!!と納得していたらユリアンが私達の待っている場所まで歩いてきた。
「待たせたわね丁度衛兵隊の警備班の交代時間だったらしくてね、理由を話したら少し驚かれたけどすぐに人を出してもらえたわ」
まあサザビーの衛兵隊の隊長さんは優秀な人だったから判断が早かったんだろうね。
「それじゃあこいつ等は衛兵さん達に任せていいのかな?」
私がそう訊ねるとユリアンが真剣な顔で頷く。
「『暴行未遂』と『誘拐未遂』は確定しているから暫くは牢の中での生活になるらしいわよこいつ等は」
まあそれは自業自得だから仕方ないよね!!ん?あれ?
「ねえモニカ?犯罪を犯した探索者ってギルドカードを取り上げられるんじゃなかったっけ?」
犯罪者になった者はギルドから除名され探索者を続けられなくなる・・・・はず!!・・アグリではね!!
「ギルドの規約にもその旨は書いてあるわ、だからもうスケーへとその仲間は探索者として活動はできなくなる」
まあそれも自業自得だね!ドンマイ!!
「んじゃユリアンも来た事だし宿に行こう」
私達は宿へと移動して夜遅くまで語り合って・・・・私はティファを抱き枕にして眠りについた。