作品タイトル不明
だよね!!
睨んでくる美人さんに私は首を傾げて口を開く。
「まあ別にそれはどうでもいいじゃん?」
私がそう言うと美人さんが私を睨む。
「全然良くないわ・・・答えによっては死んでもらうわ」
「あれ?さっき私を殺すみたいな事を言ったなかった?」
私がそう言うと美人さんが顔を真っ赤にして更に私を睨む。
「そんなに睨むと美人が台無しだよ?それで・・・・これからどうするの?」
私がそう言うと美人さんが睨み顔から人を馬鹿にしたような顔で変えて口を開く。
「どうするのって貴女を殺して他の奴等も殺しておしまいだけど?」
私はその言葉に深い溜息をついて口を開く。
「皆殺しにしておしまい?あんた1人で?」
私の言葉を聞き美人さんが慌てて周囲を見渡すと美人さんの仲間は全員無力化されている。
そして仲間全員が無力化後に美人さんを取り囲むように展開していた。
「私はただアンタの力を知りたがってた訳じゃないんだよ」
私が魔物を呼ばれないように美人さんの気を引いて話をしている間に皆に盗賊達の無力化をしてもらってたんだ。
初めて見る魔術だからその事が聞きたくて話しかけてた訳じゃないんだよ?話をして時間を稼いでたんだよ?作戦だよ・ホントウダヨ?と思いながら美人さんを見ていたら美人さんがため息をつく。
「本当に役に立たない奴等だねぇ・・・・これくらいの奴等も倒せないなんて・・・はあぁ・・・もういいわ」
そう言った後に比較的に人がいない所に向かいながら先程の詠唱を始め・・・そして光の門が現れて魔物・・・ドレイクホース200体とデッドワイバーンが飛び出してきて美人さんがデッドワイバーンの足を掴みそのまま大空へと舞い上がる。
「逃がさないわよ!!」
逃げると判断してユリアンがデッドワイバーンを追いかけるように思いっきりジャンプしてデッドワイバーンの近くまで接近する事が出来たのを見て私はデッドワイバーンを落とすのをやめて見守る事にした。
接近してきたユリアンを見て美人さんがニヤッと笑い片手をユリアンに向けると口を開く。
「はいご苦労さん」
美人さんが接近してきたユリアンに向かいそう言いながら【ファイアーボール】を放ちユリアンを吹き飛ばした。
「今日は私の負け、でも次は違うわよ?」
落下していくユリアンを見た後に私に視線を向けて睨みながらそう言った後にデッドワイバーンにぶら下がった美人さんは魔術で落とされないようにするためか少し離れた別の谷間へと入って行った。
私はそれを見てムーアさんに視線を向ける。
「ムーアさんアレを追いかけられる?」
「無理だね」
だよね!!と思いながら頷き落ちてくるユリアンに視線を向けると丁度綺麗に着地する所だった。
「怪我はないユリアン?」
私がそう聞くとユリアンが少し悔しそうな顔で頷き口を開く。
「あたる直前に【防御結界】を張ったから大丈夫・・・でもウラットを逃がしたわ」
あの美人さんが盗賊団の頭のウラットだったんだ?
「まあ私も油断してたから仕方ない」
初めて見た魔法の事で油断してなかった・・・とは言えないからね。
「でもリアとウラットの話が本当なら上に話をしないといけないわね」
まあ私以外にも魔法を使う人間がいて、しかもその魔法を教えた奴がいるってのが分かった訳だからしっかりと報告しないといけないよね。
「今はその事より捕らえた盗賊達を完全に無力化してその後に情報収集、そして残してきた皆と合流してそれから後の事を考えましょう」
ユリアンのその言葉に騎士達が意識を失ってる盗賊達を簀巻きにし始めた。