作品タイトル不明
どこかの売れない役者みたいだね!!
「今度はドレイクホースが12体?」
盗賊達を簀巻きにしている騎士達を見守りながら警戒していると私達目がけてドレイクホース12体が走って来るのが見えて私は合成版【エアバースト】を使いサクッと吹き飛ばす。
「結構魔物がでるね」
魔物に盗賊に・・・と忙しいけど仕方ない・・とか思っているとユリアンとムーアさんが私の所まで歩いてきた。
「捕らえた盗賊の数は19人・・・・情報通りならあと20人から30人はいるはず」
ムーアさんと話をしていたらいきなり遺跡に設置してある扉が開き盗賊達が出て来て捕らえた盗賊を簀巻きにしていた騎士達に切りかかり思わぬ形で戦いが再開した。
「混乱せずに対応しろ!!」
ムーアさんがそう言いながら出て来た盗賊達に向かって走って行く。
「この状態じゃ【防御結界】で足止めは出来ないから援護にまわる!」
返事は期待せずにそう言い放ち近くにいる盗賊に向かい【エアバースト】を放ち吹き飛ばす。
籠城するものかと思ってたのに出て来たのは予想外だった。
「ん?」
周囲を警戒しながら騎士達の戦いを見ていると物凄い美人が最後に遺跡から出て来て口を開く。
「我が願いは我を襲う敵を討つ力・・・我が願いを聞き呼びかけに応じて此処に姿を現しその力をもって我が敵を討て・・・【サモンンズゲート】」
その言葉・・・・魔術の詠唱が終り美人さんの目の前に光り輝く門が現れ門が開く。
「は?」
私は目の前でおきている現象を見て変な声を出した後に目を見開いて固まる。
光り輝く門が開きそこから現れた魔物・・・アースドラゴンが騎士達に襲いかかったのだ。
「え?私あんな魔術を知らない」
今現在存在している魔術を全部知ってると思ってたけど目の前で美人さんが使った魔術を私は知らなかった。
「え?セレストーレでも知られてない魔術?」
私が知る魔術は全部セレストーレで知った魔術だから情報に洩れでもあったのかな?とか混乱していると更に美人さんがさっきと同じ魔術を使い今度はドレイクホース10体を呼び出して戦いが激化し始めて来たので私は慌てて合成版【ストームウェーブ】を使いアースドラゴンとドレイクホース10体をを切り裂く。
そのお陰で美人さんが私を睨むように見て口を開く。
「私の可愛い子供達をよくもやってくれたわね」
「褒めなくてもいいよ?一つ聞きたいんだけどいいかな?」
「褒めてなんかないわ!!・・でもこれから私が殺す前に最後の願いは聞いてあげるわ」
馬鹿にするようにそう言って来た美人さんに私は頷く。
「あの魔術は何?聞いた事が無いんだけど?」
その言葉を聞き私を馬鹿にしたように見た後にうっとりとした顔に両手を広げながら口を開く。
「この力はあの方から授かった力よ・・・・魔術なんかと一緒にしないで」
おお!!どこかの売れない役者みたいだね!!でも・・・・ふーん・・・・『あの方から授かった』・・・・『魔術なんかと一緒にしないで』・・・ね。
「つまりその『あの方』って人から【魔法】を教わったって事ね」
私がそう言うとさっきまでウットリとしていた美人さんが真剣な顔になり私を睨みながら口を開く。
「お前・・・何で【魔法】の事を知ってる?」
お?どうやら私の推測は当たってたんだね、まああの話を聞けば誰でもわかるか。