作品タイトル不明
何処に行けばいいか分からない!!
「あら?調べ物は終わりましたか?」
一階に戻るとさっき案内してくれた受付嬢が私達に気がつきそう声を掛けて来たので私は頷く。
「まあね、でもまた来るからよろしくね」
「畏まりました、その時はお声掛けをして頂ければご案内します」
「いやいいよ、勝手にあの部屋に行くから」
私の言葉に受付嬢が苦笑しながら首を左右に振る。
「あそこは鍵がかかってるんですよ、ですので資料を調べる際はお声がけください」
そう言う事なら仕方ないよね。
「わかったよ、んじゃまたね」
私達はそう言った後にギルドを出て【琥珀亭】へと向かうべく歩き出し・・・・と思った所で固まる。
「ねえアンディさん。【琥珀亭】ってどこ?」
「俺も知らん、前に来た時には違う宿に泊まったからな」
ヤバいねこれ・・・何処に行けばいいか分からない!!まさか行き先がわからないとかになるとは思わなかった!!
「はぁ・・・ちょっとすいません」
焦る私達を見ていたディアナがギルドに入ろうとしていた女性探索者に溜息をついた後に声を掛けてその女性探索者の足を止める。
「・・・・・・・・何かしら?」
少し警戒をしながらそう聞いてくる女性探索者にディアナが微笑みながら口を開く。
「今日サザビーに来たばかりで街の地理がわからないから教えて欲しいの、【琥珀亭】ってどこだかわかるかしら」
ディアナの言葉に女性探索者は納得したような顔になり微笑みながら口を開く。
「【琥珀亭】はこの道を真っ直ぐ進んであそこを右に曲がればすぐよ」
曲がり角を指差しながらそう言って説明してくれた女性探索者に私は一度頭を下げてから微笑む。
「教えてくれてありがとう、これで仲間と合流出来るよ」
「そう、それはよかったわ」
もう警戒はしていないのか微笑みながら『よかったわ』と言ってくれたのでもう一度お礼を言った後にその女性と別れて【琥珀亭】へと向かい歩きだした。
そして目的地である【琥珀亭】に無事に着くことが出来て私達はそのまま【琥珀亭】に入り受付に立っている男性に向かい歩いて行く。
「いらっしゃいませ、ご宿泊でしょうか?」
「うん」
私がそう答えると男性は一礼した後にさらに話を続ける。
「ご予約はしておいでですか?」
「ユリアンの名前で取ってるはずなんだけど?」
そう言うと男性が頷き口を開く。
「お名前を窺がってもよろしいでしょうか?」
「フローリア・ランズ」
そう答えると男性が番号の付いた鍵を差し出しながら話を続ける。
「フローリア様のお部屋は303号室となっております」
それからアンディさんやディアナも名前を伝え其々の部屋の鍵を受け取る。
「では少し休むという事でいいのよね?」
ディアナの言葉に私は頷く。
「ならゆっくりしましょう」
そう言った後に其々の部屋へと向かい・・・わたしは303号室へと入り部屋の中を確認する。
「お!!おふろがある!ティファ今すぐ入るよ!!」
旅の中でお風呂に入るのは難しいために体を拭くだけで我慢しているのだけどお風呂に入れるのなら入るに決まってる!そう思いながら私はティファと一緒にお風呂に入りお風呂を堪能した後に体を良く拭き大きなベッドに飛び込み後から来たティファに抱きつきティファの抱きごごちを堪能しする。
「ああ・・・・幸せ」
そんな事を考えていたら私いつの間にか夢の世界へと旅立っていた。