作品タイトル不明
絶対にないよね!!
ディアナがコッパと切り結び始めて10分位経ったのでもう一度周囲を確認してみれば殆ど戦闘は終わっており戦っている者はコッパ以外は5人位しかいなかった。
「ディアナ、他も終わりそうだしそろそろ終わらせて、生きたまま無力化出来るよね?」
「勿論よ」
「貴様!!舐めるな・・・・ごぱっ!!」
ディアナは怒り任せて切り掛かったコッパの剣を躱して腹部に柄での一撃を与え意識を刈り取り動かなくなったのを確認した後にホッと一息つく。
「思ってたより腕が上がったみたいね、後でアゴット殿にお礼を言わなきゃ」
・・・・・・・きっと『お礼』だけじゃすまないんだろうなぁ・・・・きっとついでに『一手お相手お願いします!!』とか言い出すよ!!とか考えてる中ディアナは倒したコッパを簀巻きにし始めていてそこにユリアンが歩いてきた。
「こっちも終わったのね」
「うん、ディアナが頑張ってくれたんだよ、それとコイツがコッパだって」
私の言葉に真剣な顔で簀巻きになったコッパを見下ろす。
「ねえリア・・・・一度クッテラーナに戻っていい?」
「ん?クッテラーナに?」
「ええ、こうして【コッパ盗賊団】のコッパやその仲間達を生け捕りにしたから一度クッテラーナに戻った方がいいと思うのよ、こいつら連れて遺跡調査なんてしたくないでしょ?」
「うん」
確かにこいつ等連れて遺跡調査とか絶対にないよね!!
「って事で一度クッテラーナに戻るわ」
私がユリアンの言葉に頷こうとした所にムーアさんがやってきた。
「今回の被害報告です、此方は軽度の切り傷が数人で重傷者、死者共に居りません。そして盗賊団の方ですが生け捕りできた者は9人で軽傷者は21人、そして死者22人となっております」
ユリアンはその報告を聞き頷いた後に口を開く。
「ご苦労様です、それで少しリアと話したのだけども一度クッテラーナに戻ります、今回捕らえた【コッパ盗賊団】の者達をしっかり引き渡したいと思います」
「了解しました、では皆に言って出発の準備をさせます」
ムーアさんの言葉にユリアンは首を左右に振り口を開く。
「捕まえた者達を簀巻きにした後に休憩しましょう、戦闘後すぐに出発では倒れてしまいますから」
ムーアさんがユリアンの言葉に苦笑する。
「そんな軟な鍛え方はしておりませんが休憩は大事ですね、了解しました」
そう言い残してムーアさんは作業をしている騎士達の方へと歩いて行った。
「って事で私達もやる事やったら休憩しましょう」
私達は馬車頷いた後に盗賊達を簀巻きにしたり出発の準備を終えた後に休憩のためにティータイムを楽しんだ。
「では出発しましょう!!」
休憩を取った後に私達は再びクッテラーナに向かい馬車を走らせ始めた。
「まさかこんな形でクッテラーナに戻る事になるとは思わなかったわ」
ユリアンが溜息交じりにそう言って来たので私は苦笑しながら口を開く。
「これは仕方ないじゃん?【コッパ盗賊団】の事を放置して遺跡調査なんか行ったら国を守る者としては失格だからね」
ユリアンは私の言葉に頷く。
「そうなのよ、遺跡より国民が大事だから仕方ないわ」
うんそれをきちんと行動できるのは良い事だと思う、今回の調査隊に参加している騎士や魔術師はそれがわかってるから行動した・・・だから友達とかを抜きにしても信頼できる人達だと思う。