軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

昨日まで知らんかった!!

目的地である【コッパ盗賊団】の拠点まであとわずか・・・・と言った所で私達は馬車を止めて此処を強襲作戦の拠点とした。

「ではアンディ殿、後をお願いします」

予定通りここの指揮をアンディさんに任せて騎士や魔術師と共に【コッパ盗賊団】の拠点を襲撃に向かう。

勿論その中に私やディアナやティファも入っている。

「では襲撃犯は周囲に警戒しながら行きます、相手の数は40人と想定していますがそれ以上の数が出て来てもおかしくありませんので油断はしないように」

皆が頷くのを見た後にユリアンが真剣な顔で拠点がある方向へと歩き出したので私達もそれを追うように歩き出した。

そして20分後・・・・・・【コッパ盗賊団】の見張りに発見されて・・・・戦闘が始まった。

「相手は複数で襲ってくる、こっちも2人一組で対応しろ!!」

敵を切り伏せ乍らムーアさんが叫べばユリアンも盗賊を殴り口を開く。

「魔術師団!左側にアーチャーがいる!優先的に狙え!!」

遠距離攻撃には遠距離攻撃と言わんばかりに指示を出しながら更に近くにいる盗賊をぶん殴る。

そして私はと言うと・・・・・・・

「逃がさないよおっさん」

他の盗賊とは雰囲気の違う男の前にディアナとティファと共に立ちはだかっていた。

「おっさんとは酷いなお嬢さん。こう見えても俺は27歳だぜ?」

180位の身長で黒髪をシイタケみたいな形にして手にはかなりの業物を持つ男・・・多分コイツがコッパって奴だと思う。

「私は20歳だからおっさんで十分だよコッパさん?」

私の言葉にヘラヘラした顔から真剣な顔に変わる。

「俺の事を知っているのか?」

私はその言葉に腕を組み鼻で笑う。

「お前の事なんて昨日まで知らんかった!!」

ユリアンから聞くまで知らなかったからね!まあぶっちゃけ盗賊の名前なんて憶えても何の役にも立たないから覚えるだけ無駄!!

「そうかい・・・んじゃ通らせてもらう!!」

そう言いながら私に向かって切りかかってきたけど隣にいたディアナが私の前に出てその攻撃を剣で受ける。

「いきなり切り掛かって来るとは感心しないな」

「来るのがわかっていたんだろう?」

ディアナが攻撃を受け止めてそう言えばコッパもニヤリとしてそう返す。

それからディアナとコッパの剣劇が始まり私はそれを見ながら周囲を警戒する。

そんななか目の前ではディアナが楽しそうに剣を振るいながら笑う。

「事前に聞いていたがお前本当にAランカーなのか?思ったよりも強くないが?」

その言葉にコッパが顔を真っ赤にする。

「何を言うか!俺はAランカーだ!!」

「だがなぁ・・・そんなに脅威に感じないのだが?」

追い打ちをかけるように呟くディアナの言葉にコッパは更に顔を真っ赤にさせる。

「うーん・・・・あ!ディアナ!もしかしてアゴットと比べてない?」

ディアナの言葉を聞きどうしてだろうと考えてたらアグリに居る時にアゴットと模擬戦をやりまくっていたからそのせいかもしれないと思いそうディアナに声を掛けるとディアナが納得したような顔になった。

「あ!そうだわ!その通りよ!だからそんなに強く感じなかったのね!」

「貴様さっきから何を言ってる!!殺す!!」

怒るコッパを見ては私はうんうんと何度も頷く。

「確かに『弱い』って連呼されれば怒るよね!!でもねディアナはアンタを挑発してる訳じゃないんだよ?ただ本当の事を言ってるだけで」

Sランカーと比べられればそりゃ弱いよね!!あれ?何で私も睨むの?