作品タイトル不明
らしい!!
襲って来た盗賊団・・・【コッパ盗賊団】の拠点がここから1日の距離にある事が判明したので私達は乗り込むことになった。
ユリアンは全員に集まってもらいこれからの事を伝える為に口を開く。
「まず調査隊全員で【コッパ盗賊団】の拠点の近くまで移動しある程度の距離で調査隊の中で20人を捕縛している盗賊達の見張りをしてもらいます、その場の責任者をアンディ殿に任せたい、いいでしょうか?」
「引き受けよう」
アンディさんが頷くとユリアンも頷きそのまま話を続ける。
「もし捕縛した盗賊が暴れるようなら迷わず切ってください、貴方達が怪我をしたり死ぬ・・・なんて事の無いように、罪人より貴方達の方が大事だという事を覚えておいて」
そうだよね罪人より仲間の命!これ大事!!と私が頷いていると調査隊の中の一人・・・騎士のバッツさんが手を挙げる。
「拠点の種撃ですが盗賊共はどうするので?全員殺害しても?」
ユリアンが真剣な顔で頷く。
「それで構いません、出来れば盗賊団の頭であるコッパだけでも生かして捕らえたいのですがさっきも言ってように皆さんの命の方が優先されます、ですので危険は冒さずに切り伏せる方向で戦ってください」
その言葉にここに居る全員が頷く。
「では捕縛した盗賊達を猿ぐつわと簀巻きにしてから出発しましょう」
「は?簀巻き?」
いきなり変な事を言いだしたユリアンに思わず変な声でそう言ってしまったらユリアンが微笑む。
「一応生かしてあるけど騒がれたら厄介でしょ?だから黙らせる為に猿ぐつわと簀巻きにして馬車に放り込んでおくのよ」
あ!納得した!拠点近くで騒がれて盗賊達に気がつかれる・・・てのもあり得るあらそのほうがいいね!!と思っているとバッツさんが再び手を挙げる。
「全員・・・でしょうか?」
私はそん言葉の意味が分からずに首を傾げるけどユリアンはその言葉の意味がわかったのか首を左右に振る。
「軽傷者だけで、あとは楽にしてあげて」
「了解です」
その2人のやり取りを聞きバッツさんの質問の意味がわかった・・・・『軽傷者だけで』・・つまり捕縛した盗賊の中で軽傷者だけ連れて行き重傷者だ此処で死んでもらうって事になる・・・・まあ盗賊なんてやっていたんだから自業自得で同情なんて出来ないよね。
「では皆さん出発の準備を始めましょう!!」
ユリアンの言葉に皆が其々にやる事をやる為に動き出す。
それから1時間後に準備は済み私達は出発した。
「で?【コッパ盗賊団】って有名なの?」
走る馬車の中で一緒に乗っているユリアンにそう聞くとユリアンが真剣な顔で口を開く。
「有名・・・と言えば有名ね、【コッパ盗賊団】の頭のコッパって元探索者なのよ、しかもAランカー」
「へえ」
探索者が盗賊になるってのは別に珍しい事ではないけど高ランクの探索者が盗賊になるのは珍しい。
それは何故かと言うとAランクからは『人間性』も見られるからだ。
Aランカーともなるとギルドの看板を背負っているといわれるほどなのでギルドもAランカーにする時はその者の経歴や人間性を良く調べる・・・・・らしい!!
これは私がAランカーになった後にセスナさんから聞かされた事だけどね!
「と言う訳で油断はしないようにね」
私はユリアンの言葉に頷いた。
「それと【コッパ盗賊団】の残りってどれくらいいると思う?」
「捕まえた賊から聞き出した人数だとあと40人位ね」
【コッパ盗賊団】って100人規模の盗賊団だったのね。