作品タイトル不明
その言い方!!
「まあ俺達も美味い物が溢れてる街ってのは嬉しいんだけどな」
従業員さんが嬉しそうにそう言うのを見て私は頷く。
「食は生きて行く上で必要な物だからね、それも美味しくないより美味しい方がいいし」
私がそう言うと従業員さんが真剣な顔で何度も頷く。
「わかってるねお嬢さん!やっぱり食うんだったら美味い飯だよな!!」
何度も頷く従業員さんを見て私も頷く。
「やっぱりご飯って大事だよね!!」
【魔術】や【魔法】の次くらいに大事!!と従業員さんと話をしていると聞き慣れた声が後ろから聞こえた。
「あれ?リア?ここで食べてたのね」
その声が聞こえ振り向くと誘おうと思っていたレラが驚いた顔で私を見ていた。
「レラ?何でここに?」
「そりゃ夕飯を食べに行こうと思って宿の受付の男性にお勧めを聞いたらこの店を進められてきたんだけど?」
あの受け付けの男性にここを進められたんだね、納得したよ!!
「なら一緒に食べる?」
私がそう聞くとレラがディアナとユリアンを見て口を開く。
「いいかしら?」
レラの質問にディアナとユリアンは同時に頷く。
「ならご一緒しようかしら」
そう言いながら席に座り注文をした後に私達を見て口を開く。
「お昼にはいなかった人もいるわね・・・・私はレラ・リオ―セルよこれでも一応Sランカーの探索者よ」
レラの自己紹介を聞きディアナとユリアンも其々自己紹介をした所で従業員さんがレラの頼んだお酒をもってきたので乾杯をする。
「で?ディアナとユリアンは何でリアと行動を?リアってアグリから離れたがらなかったよね?指名依頼なんかも断ってたし」
アグリから出たくない訳じゃないんだよ?たまに【悠久の森】に行ってたし!!研究が忙しくて引き篭もってただけだし!!
「とある依頼を受けてユリアンやディアナと行動してるんだよ」
流石に依頼内容は話す訳にはいかないからそういう言い方しかできないけど!!と思っているとレラは納得したのか頷いた後に真剣な顔になりディアナとユリアンをみる。
「この子の事をお願いね?たまにぶっ飛んだことをしたり言ったりするけど基本はいい子だから」
その言い方!!なにその『ぶっ飛んだことをしたり言ったりする』とか『基本的にはいい子』って!!と思っているとユリアンが笑い出す。
「レラさんそんな事は昔から知ってるわ、この子って予想の斜め上の事ばっかりするから見てて飽きないでしょ?」
「ええ、この子としりあってからかなり経つけど未だに驚かされる事があるわね」
・・・・・・・何で意気投合してるの2人供?ってか何で腕組んで何度も頷いてるのディアナ?私変な事なんてやってないよね?
「昔からってリアとは昔からの付き合いなのユリアン?」
レラの質問にユリアンがお酒を一気に煽った後に頷く。
「私もセレストーレに居たのよリアとは同期ね」
「なるほどねー大変だったでしょ?」
「うん・・・・私を含めて結構な人数がリアに振り回されたわ」
「でしょうね、でも不思議と嫌にならないのよね」
「ね」
あれ?私セレストーレに居た時にそんなに皆に迷惑かけてたの・え?本当に?と内心で焦っている間にもレラさんとディアナとユリアンは仲良くなっていきいろんな話・・・主に私が何をやらかしたかを肴にお酒と料理を楽しんでいた。
私?私は昔話をされてどうにも落ち着かなかったからティファを撫でながら心を無にしてたよ。