軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

リンドアさんもそんな感じだったし!!

「ユリアン、レラを誘うのは諦めるよ」

受付の男性と話しているユリアンにそう言った後に私は受付の男性に視線を向けて口を開く。

「無茶を言って悪かったね」

「いいえ気にしないでください」

「それとは別に教えて欲しい事があるんだけどいいかな?」

「何でしょうか?」

「美味い店教えて?お酒とかも呑めるといいんだけど」

「ならグリンデルをお勧めしますよ、あそこは煮物と酒が美味い。宿を出て右に向かって進んで行くと看板があるからすぐにわかりますよ」

結構近いってことね?ユリアンもお腹を減らしてるし早く食べたいだろうから助かるね!!

「ありがとう、んじゃそのグリンデルって店に行ってくるよ」

私達はそのまま宿を出て受付の男性の言葉通りに進みグリンデルワルと言う店を見つけそのまま店に入る事にした。

店の中に入るとかなり混んではいたけど私達が座る場所があったのでそのまま席に着きほっと一息。

「それじゃあ適当に・・あ!煮物が美味しいって言ってたよね?頼もうね」

「ええ」

「楽しみね、それにエールを・・・・」

ユリアンが私をチラッと見て来たので私は首を左右に振り口を開く。

「今日はお酒の気分じゃないから」

まあその分いっぱい食べる気なんだけどね!!

「ならエール2つと煮物と・・・」

あ!もしかしてここにもあれがあるかも!!

「あと揚げカツって奴があればそれも頼もう!!」

私の言葉にディアナは満面の笑みで頷き店員さんを探して声を掛けて注文し始めた。

「・・・と揚げカツってやってるかしら?」

「ありますよ」

良し!!絶対に頼むよ!!

「なら揚げカツを4人分」

「畏まりました・・・ご注文は以上でいいですか?」

店員さんの言葉にディアナが頷きそれを見た店員さんがキッチンへと戻って行った。

「これは・・・・美味しいわね」

頼んだお酒や料理が揃い食事を始めてすぐにユリアンが揚げカツを一口食べておいしさのあまりそう口にしたのを見て私とディアナは揃って頷く。

「でしょ?お昼に別の場所で揚げカツを食べたんだけど美味しすぎてお替りまでしたんだよ」

「私もお替りしたわ」

私達の言葉に納得して無言で揚げカツを食べ続けるユリアンを見ながら受付の男性がお勧めしていた煮物を食べてみる。

「うまっ!」

単純にハーブと何種類かの調味料で作られたスープで煮込まれた肉らしきもの・・・・なんだけど歯ごたえが独特で口当たりもさっぱりしている。

「ねえこれ美味しいんだけど何の肉なの?」

従業員さんを捕まえてそう聞くと従業員さんが笑いながら口を開く。

「美味しいでしょ?これは肉じゃなくてレッドボアの大腸と小腸を小さく切ってこの店秘伝のスープで野菜と一緒に煮込んだ物なんですよ、歯ごたえがたまりませんよね」

私はその言葉に頷く。

「今日クッテラーナに着いたばかりなんだけど美味しい物ばかりでびっくりだよ」

私がそう言うと従業員さんが微笑む。

「この街は食にうるさい人が多いから結果的に美味しい料理が多いんだよ」

ああ納得した!リンドアさんもそんな感じだったし!!