作品タイトル不明
その仕草が許されるのは可愛い女の子だけだよ!!
衛兵さん達の謝罪を聞き私は首を左右に振り口を開く。
「仕事だから仕方ないと思うよ?私達は気にしてないから大丈夫だよ」
「だが貴女達はそちらの女性の為にその男に立ち向かってくれた・・・それなのに我々はその気持ちを疑ってしまった」
これは何を言っても納得しないね・・・それなら!!
「ならお詫びに美味しい飯屋を紹介してよ?丁度飯屋を探してる所にあの騒ぎだったからね」
と私が言うと衛兵さん達の中の一人の髭もじゃの男性が笑い出し何度も頷き口を開く。
「だったら今から俺のお勧めの店に案内しよう!!レッタ、マズルあとは任せていいか?」
髭もじゃが同僚にそう言うと同僚達は笑いながら頷く。
「って事で今から案内する」
その言葉に私は頷いた後にレラに視線を向ける。
「レラもおいでよあいつを捕まえたのはレラなんだし、それにレラと一緒にご飯を食べたいし」
私がそう言うとレラは微笑みながら頷く。
「喜んで付き合うわ」
私達のやり取りを見ていた髭もじゃさんが笑いながら頷く。
「なら早速行こう」
そう言って歩き出したので私達も追いかけるように歩き出す。
それから10分位歩き表通りから少し外れた道を進んで行くと一軒の店の前で髭もじゃが足を止めて振り返り口を開く。
「ここがお勧めのフクロウ亭だ」
「へ?ここ?」
見た目は何処にでもあるような一軒家で店とは思えない見た目をしている。
そして気になるのが髭もじゃがさんがフクロウ亭と言った店は開いている気配がないしお昼時だと言のにお客さんが出入りもしていない・・・本当にここ?と思っていると髭もじゃさんが迷うことなく店の扉を開けて中へと入って行く。
「リンドアいるだろう?飯作ってくれ!」
・・・・・・・・・・・あれ此処って『飯屋』じゃなくてただの民家じゃないの?でも確かに髭もじゃさんがフクロウ亭って言ってたよね?やっぱり『飯屋』なの?と思いながら髭もじゃさんの後をついて行くように店の中へと入る。
店に入ると髭もじゃさんが50代くらいのかなりふくよかな女性と話をしているのが見えた。
「だから今日は休みだって言ってるだろう!別の店に行きな!!」
ふくよかな女性が髭もじゃさんに叫ぶように言うと髭もじゃさんが苦笑しながら口を開く。
「連れて来た方達に最高の飯を食ってもらいたいからここに連れて来たんだよ・・・・頼むよリンドア」
「最高って・・・・」
「今日連れて来た方達はひったくりにあった女性を助けてくれた人達なんだ、そんな人達にお礼の意味も込めて最高の昼飯を食べてもらいたいんだよ」
「・・・・・・・・・仕方ないねぇ今回だけ特別だ」
なんかチョロいよリンドアさん!!まあ照れながら頷くその姿が可愛いんだけど!!
「了承をもらえたから座って待っててくれ、さっきもリンドアに言ったが此処の料理は絶品なんだぜ」
あれはおだてる為に言った言葉じゃないって事ね、どんな料理が出てくるか楽しみになってきたんだけど!!
「ここのおすすめ料理って何?楽しみなんだけど」
私が髭もじゃにそう聞くと髭もじゃが人差し指を自分の唇に当てて口を開く。
「来るまで内緒だ」
その仕草が許されるのは可愛い女の子だけだよ!!髭もじゃがやっても可愛くないし!!