軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

お勧めの店を聞けばいいじゃん!!

予想外の人と再会し驚く私を見ながら微笑むレラは話を続けるべく口を開く。

「まさかリアと此処で会うとは思わなかったわ」

「それは私も同じだよ、まさかこんな所で会うとは思わなかったよ」

私がそう言うとレラも苦笑しながら頷く。

「リアは何でこんな所に居るの?」

「仕事だよ、指名依頼をうけてね、んで此処に来たって訳」

その言葉にレラは納得したように頷いたのを見てあ!っとある事を思い出してレラに声を掛ける。

「レラってクッテラーナに詳しい?」

「詳しいって程じゃないけどね」

おお!ならレラにお勧めの店を聞けばいいじゃん!!これはラッキー!!

「それなら教えて欲しいんだけどいいかな?」

「なにかしら?」

美人が首を傾げるってのは反則だと思うんですよ!と思いながら話を続ける。

「お勧めの店ってある?今からお昼ご飯を食べようかと思うんだけど」

私の質問にしばらく考えてからレラが苦笑しながら口を開く。

「今から行くとなるとどこも並ばなきゃいけないけどいいかしら?」

今の時間なら仕方ないのかな?でもなぁ・・・・・と思っていると少し離れた場所で女性の悲鳴が聞こえ、悲鳴の聞こえた方向を見ると倒れた女性が反対方向へと走っている男に向かい『ひったくりよ!誰か捕まえて!!』と叫んでいるのが聞こえた。

「あらあら」

それを聞いていたレラが【ディメンションスペース】から武器を取り出して一度屈んでそのまま上へと飛ぶ。

2メートル位上空にとびレラは自分の武器・・・大きな弓を構えて・・・・放つ。

そして弓を放ってすぐに落下し何事無いように着地する。

「どうだった?」

と私が聞くとレラは私に『それを聞く?』と言わんばかりの表情で口を開く。

「外す訳ないでしょ」

「だよね」

レラは弓を使った遠距離攻撃のスペシャリストで狙った獲物は逃がさないって言われる探索者なのだ。

「行くわよ」

レラがそう言って走り出したので私達もレラの後を追う。

先に向かったレラが足に矢が突き刺さって呻いている男を見下ろしているのが見えたのでそこまで走って行きレラに声を掛ける。

「コイツ?」

「そう、他に仲間はいなさそうだから暫くそのままにして疲れて動かなくなったら衛兵に引き渡そうと思って」

うわぁ・・・・・痛そう!!ってこのまま放置?矢が刺さってる場所からは出血してないからそのほうがいいのかな?と思っていると騒ぎを聞きつけた衛兵さんが3人連れでこっちに向かってくるのが見えた。

「呼びに行くまでも無かったみたいだね」

私がそう言うとレラも頷く。

「そこを動くな!!」

ん?なんか衛兵さん達が武器を構えてこっちを睨みながら言って来た?あれ?気のせいかな?

「この騒ぎは貴様等の仕業か?」

衛兵さん達の中の一人が剣を握りながらそう言って来たのを聞き一緒に居たディアナが一歩前に出て口を開く。

「勘違いしないでほしい、この男が女性の荷物を奪い走って行ったのを見てこの方が弓で足を止めてくれたのよ」

衛兵さん達はディアナの言葉を聞きその言葉を信じていいかどうかを考えているとひったくりにあった女性がレラの元までやって来てレラに向かい頭を下げる。

「貴女のお陰で私の荷物は無事でした!ありがとうございます!!」

「うん。良かったね」

レラと女性のやり取りを見てディアナの言葉が正しいと理解したのか衛兵さん達3人は私達に頭を下げる。

「疑ってすまなかった」

どうやら判って貰えたようだ・・・衛兵さん達と争いにならなくて本当に良かった!!