作品タイトル不明
会う事もないだろうからどうでもいいや!!
あたしは固まる皆を見て首を傾げる。
「えっと・・・他の【合成魔術】を使った方がいい?」
私が使った【合成魔術】が気に入らなかったのかな?そう思いそう聞くとオリアニアさんが『はっ!』とした後に真剣な顔になり口を開く。
「フローリア一つ聞きたい」
「何ですか?」
聞きたい事って【合成魔術】に関する事だと思う。
「今の【合成魔術】は何と何を合成したのだ?」
ああ!確かに術者以外が見れば何をしてるか分からないもんね!!
「あれは【エアブレイド】と【アクアニードル】を合成した魔術ですね」
私がそう言うとシアが口に手を当てて言葉を絞り出す。
「下級魔術同士を合成してあの威力?凄いわ・・・・」
え?そんなに威力は無いと思うよ?と思いながら口を開く。
「確かに少し威力は高いけど中級魔術位の威力じゃん?」
「何を言ってるのリア?さっきの魔術は上級魔術の威力並よ?」
シアにそう言われ固まる私を見てシアが溜息をつき口を開く。
「あのねリア?誰もが貴女並みの上級魔術の威力は出せないのよ?私の使う上級魔術でも貴女の使う上級魔術の威力には劣るわ」
・・・・・・・・・あ!そう言えば私の使う魔術って私式のやり方で威力をあげてるんだった!!
「ふむ・・・・・やはりあ奴を学長から降ろして正解だったな」
私とシアのやり取りを見ていたジオール陛下がリリア皇后にそう話しかけそれを聞いたリリア様が真剣な顔で頷く。
「ええあれほどの事が出来るようになるのはしばらく先になるでしょうが研究を進めて誰もが使えるようになればこの国の国力も上がりますわ、そして魔術師界が成長する事も出来る・・・・それを理解しない者は学長の座に相応しくない」
そう言えばあの爺さん学長を辞めたとか言ったけどまさかジオール陛下の命令でやめたの?本当に何をやったのあの人?まあもう会う事もないだろうからどうでもいいや!!と思っているとシアが真剣な顔で私を見て口を開く。
「ねえリア?下級魔術同士を合せる【合成魔術】なら今の私にも使える?」
その言葉に私は首を左右に振る。
「レポートに書いたように【無詠唱】と【多重発動】が使えるようにならないと使えないよ?」
その言葉にシアは頷き視線をオリアニアさんに向ける。
「だそうですオリアニア様」
知ってるはずのシアが聞いて来たのは他の皆に分かりやすくするためだったのね。
「そうか・・・・・陛下・・・やはり私がセレストーレの学長になりたいんですがお許しいただけませんか?」
は?いきなり何を言い出すのオリアニアさん?
「前にも言ったが却下だ、お主が魔術師団長を辞めれば関係各所に混乱が生じる」
額を抑えながらそういうジオール陛下にオリアニアさんが残念そうな顔になり落ち込み始めた。
「うううう・・・・研究がしたいです・・・これほど面白そうな事があるのに」
魔術師団長ってそんなに忙しいんだ?魔術師団に入らなくて良かった!!
「さてとてもいい物を見せてもらったぞフローリア」
ジオール陛下が落ち込んでいるオリアニアさんをちらりと見た後に私に視線を向けてそう言葉をかけてきたので私は一礼する。
「今日は無理だがそうだな・・・・・明日の夜にでも食事に招待しよう」
・・・・・・・は?