作品タイトル不明
逆恨みだったんかい!!
騎士達に連行されて行く爺さんを見送ってほっと一息ついた所で隣にいるユリアンが口を開く。
「はぁぁぁぁ」
その深い溜息をついたユリアンを見て首を傾げる。
「どうしたのさユリアン?てか何であの爺さん私達に突っかかって来たの?」
いきなり『貴様のせいで!!』とかいって突っかかってきたよね?と思ってユリアンを見ると更に深い溜息をつきながらユリアンが口を開く。
「あの人色々やらかして学長の座を下ろされたのよ」
「ほーん?でもそれなら何であんなに私達を目の敵みたいに言って来たの?前から嫌われてるのはわかってたけど今回は関係ないじゃん?」
「本当にね・・・・自業自得だってのに逆恨みっていやよね」
逆恨みだったんかい!!本当にはた迷惑な!!
「変な所で時間を使ったわ、行きましよう」
ユリアンの言葉に私は頷き私達は再び長い廊下を歩き始めた。
「ここよ」
ユリアンがそう言った後に目の前の扉をノックする。
「誰?」
「私よシア」
「入って」
中からシアの声が聞こえ『入って』と言われユリアンが扉を開けて中へと入って行ったので私も中へと入る。
部屋の中へと入ると部屋の中央に設置されている向かい合ったソファーの片方にシアが座っていて、私達を見て微笑んでいた。
「ご苦労様ねユリアン、それと依頼を受けてくれてありがとうリア」
シアがそう言いながらがソファーに座るように促してきたので私達はシアの向かい側に座る。
「昇進おめでとうシア!凄いね」
「ありがとうリア、私もまさかこうも早く副団長になるとは思わなかったわ」
私達の中じゃ一番の出世頭だから驚いているんだろうね。
「そう言えばシア、さっきあいつに絡まれたわ」
ユリアンがそう言うとシアが首を傾げる。
「ガンゴッダに絡まれたのよ、いきなりこっちに絡んで来て驚いたわ」
その言葉にシアが溜息をつき口を開く。
「きょうあの老害が抗議に来てたけどまさか鉢合わせになるとはね・・・・」
シアの言葉にユリアンも溜息をつき口を開く。
「自業自得なのにねぇ。それに陛下の決定に異議を唱えるとかさらに立場を悪くするって何で気がつかないのかしら?」
・・・・・・・・・・・・・・・あの爺さんもう帝都に居られないんじゃね?つーか本当に何をやらかしたのさ?
「まああの老害の事よりもこれからの事を話しましょう」
爺さんが何をやらかしたのかが気になったけど遺跡調査の方が大事なので私は何度も頷く。
「リアとユリアンが帰ってきたから調査団のメンバーは揃ったわ。いつでも出発できるけどリア達の旅の疲れを癒してからって事にしたいんだけどいいかしら?」
そんなには疲れてないんだけどまあ少し休んでからの方がいいかも知れないね。
「わかったよ」
私が頷くのを見てシアが微笑み口を開く。
「それと帝都にいる間は私の家に泊りなさい、お父様やお母様も喜ぶわ」
「へ?いや別に宿でもいいよ?」
「ダメ」
「でも」
「だめ」
「えっと」
「駄目」
「わかりましたよろしく」
シアの私を見る目が怖いです!!