軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

女性達に寄り添ってくれると思うからね!!

「そこの馬車止まれ!!」

アグリの入場門を守る見知った衛兵さん・・・・ダックスさんが仲間に何かを言った後に私達に向かいそう叫びその衛兵さんの後ろから追加で3人の衛兵さん・・・ムーキーさんとザッツさんとシャクリアさんがこっちに向かって走ってきた。

「まあそうなよね」

傍から見れば5人の男を引きずって走って来る馬車なんて警戒しない方がおかしいもん!!

そんな事を考えていると馬車からユリアンが顔を出して衛兵さんに向かい口を開く。

「引きずってる男共はモブーナ盗賊団の連中だよ。引き渡したいんだけど」

ユリアンの言葉に衛兵さん達は驚きその中の一人がユリアンを見て納得し仲間へと声を掛ける。

「あの方は信用できる。あいつ等を引き取るぞ」

ダックスさんの言葉に他の衛兵さん達も頷き、私達の乗る馬車まで走って来て馬車につないであるロープをほどき盗賊共をかかえて詰所に連れて行く。

「ユリアン、ダックスさんと知り合い?」

私がそう言うとユリアンが微笑みながら口を開く。

「ほら貴女が災害級の魔物と勘違いされた件があったでしょ?その説明をした時にあった人よ・・・って言うか貴女が顔を出せば済む話だったでしょうに」

「あ」

確かにその通りだ!まあもう済んだ事だからいいじゃん!!と思っているとダックスさんが私達の所にやって来て口を開く。

「帝都に向かったんじゃなかったのかフローリア?」

その言葉に私は頷き口を開く。

「そのつもりだったんだけど途中で盗賊に襲われてね、そいつ等から情報を絞り出してモブーナを捕まえた」

ダックスさんは私の説明を聞いた後にユリアンに視線を向けるとユリアンが真剣な顔で頷き口を開く。

「リアの言う通りです。聴取は私が受けますのでリア達は街に入っていいですか?」

ダックスさんがその言葉に頷いたのを見てユリアンは私に視線を向けて口を開く。

「ならリアは皆を連れて【癒しの風】に行って皆で食事をしていなさい。聴取が終ったら私も合流するから」

「わかったよ」

攫われてから碌なもんは食べてないだろうから【癒しの風】の香草焼きを食べて元気を出してもらわないとね!!

「あ!」

ディアナ達と【癒しの風】に行こうとした時にユリアンがそう声を上げたので足を止めるとユリアンがダックスさんに声を掛ける所だった。

「ダックスさん、実はモブーナ盗賊団に攫われた人達があの馬車に乗ってるんだけどそのまま【癒しの風】で休ませていい?少し落ち着いてから話を聞いた方がいいと思うんだけど」

「攫われた人がいたのか?確かに話は聞きたいが少し落ち着いてからでもいいか・・・・【癒しの風】に泊まるんだな?」

そう言いながら馬車の中を覗くダックスさんは、中で怯える女性達を見て覗くのを止めて再びユリアンに視線を向ける。

「ええそのつもりです。あそこは信用できる」

私もユリアンの考えに同意するように頷く。

ライラさんとクレアは優しいから女性達に寄り添ってくれると思うからね!!

「わかった、上にはそう伝えておく」

どうやらOKをもらえたようだね。ならまずは美味しい物を食べて一息いついてもらおう!!

「んじゃ先にいくね」

私がそう言うとムーアさんが馬車を走らせ始め馬車は入場門をくぐった。

馬車が走り出したので私は再び馬車内に戻り助けた女性達に微笑みかけて口を開く。

「お腹減ったでしょ?今からご飯を食べに行こう」

【癒しの風】の香草焼きを食べれば少しは気が晴れる・・・・・はず!!