作品タイトル不明
知りません!!
「そいつら生きてるの?」
ユリアンが倒した4人を集めた後にひもで4人を纏めて縛り上げたのを見て私がそう聞くとユリアンが真剣な顔で頷き口を開く。
「一応情報を聞きたいから生かしてあるよ。多分ムーアとグレンの相手をした奴等は全員死んでいるだろうしね」
その言葉を聞き馬車の前方・・・グレンさんとムーアさんの方を見るともう剣を鞘に納め倒した盗賊達を一か所に集める作業をしている所だった。
「2人共強かったんだね」
グレンさんとムーアさんが倒した盗賊は15人はいる。
それをこんな短時間で倒すなんてかなりの手練れじゃないとできないと思う。
そしてそんな私の呟きを聞いたグレンさんが苦笑しながら口を開く。
「リア嬢は俺達の事をどう見ていたんだ?これでも王宮騎士団の一員なんだぜ?」
ドヤ顔でそう言って来たのを見て溜息をつき口を開く。
「呑んべえ騎士?」
そう・・・・このグレンさんはアグリに来てレティシアと話が合うほどの酒好きなのだ!!
私の言葉にグレンさんはがっくりと肩を落とし、それを見たムーアさんがグレンさんの肩を叩きながら口を開く。
「自業自得だ」
ムーアさんの言葉にうんうんと頷いているとユリアンが私達を見て口を開く。
「グレンは私と一緒にこいつ等とお話合いをしてムーアは馬たちの世話を、それと少しここで休憩を取るからリアはティファとのんびりしていて」
ユリアンはそう言った後にグレンさんと生かしてある盗賊共の方に歩いて行き、ムーアさんは大きな器を馬車から引っ張り出してそこに水を入れて馬に飲ませ始める。
私はティファと馬車に乗り込んでティファを抱きしめのんびりとする。
「リア・・・ちょっと話があるわ」
大体10分くらい経ってユリアンが馬車を覗き込むようにしてそう声を掛けて来たので私とティファは馬車を下りてユリアンに声を掛ける。
「何かあったの?」
ユリアン、グレンさん、ムーアさんが生き残りの4人を囲むようにし盗賊を睨んで待っていたのでそう声を掛けるとユリアンが視線を私に向け口を開く。
「こいつ等の拠点が近くにあるらしいのよ・・・しかもこいつ等はここら辺ではかなり名の知れた盗賊団モブーナだ」
・・・・・・・・・・・・・・知りません!!だって盗賊団なんて興味ないもん!!
「ソウナンダ・・・ソレハビックリダ」
私がそう答えるとユリアンがジト目で私を見ながら溜息をつき口を開く。
「リアって本当に分かりやすいよね」
「へ?」
何でバレてるの?もしかしてシアから何か聞いてる?
「それで話の続きなんだけどついでにモブーナの拠点を潰してしまおうって話になったんだけどいいかしら?」
なるほどねぇ・・確かに盗賊団は潰せるときに潰しておいた方がいいよね!!
「もちろんいいよ、手伝いもするしね」
まだアグリからそんなに離れてないからサッサと潰してアグリに知らせればアグリの衛兵さん達が来てくれるだろうしね。
「助かるわ、それじゃあ行きましょうか」
「うん」
私達は馬車を邪魔にならないような場所に移動させて馬を木に繋ぎ、それから盗賊団の拠点を目指して歩き出した。