作品タイトル不明
思ってたよりも多い!!
今回の帝都までの旅は私、ディアナ、ユリアン、ティファの3人と1匹、馬車の中で向かい合って座る形になっており私の隣にはティファが丸くなって寝ていた。
「で?何でグレンさんとムーアさんが御者をやってるの?」
皆と別れて馬車が進み始めてから御者が座る席を見ながら私がそう言うと御者の席に座ってる騎士の一人・・・坊主頭の男性が振り向いて口を開く。
「ユリアン殿から任務書を渡されてな、俺とムーアで無事にリア嬢を帝都まで連れてくるようにと書いてあったのさ」
むぅ!シアったら心配性なんだから!!と思って溜息をついていたらユリアンが苦笑しながら口を開く。
「今回は騎士団所有の馬車に乗っているからウルミアに寄らずに帝都を目指す事になってるから多少は早く着くと思うわ」
いつもは乗合馬車に乗る為ウルミアで馬車を乗り換える・・・という手間の為にアグリから帝都まで2ヶ月かかるんだけどウルミアまで行かないとなると20日は短縮できるはずだ。
「早く着く事は良い事だよ、その分早く調べられる」
早く遺跡を調べてみたいよね!!どんな遺跡かな?ワクワクするね!!
「楽しみにしてるみたいね、それじゃあ今回調べる遺跡の事を話しましょうか」
おお!!どんな遺跡なのかな?
「今回の再調査の対象の遺跡の数は5か所よ」
5か所もあるんだ?思ってたよりも多い!!
「サールンの近くに一か所、ササビーの近くに一か所、クッテラーナの近くに一か所、ユリシーズの近くに一か所、そしてグランパルスの近くに一か所あるの」
うーん・・・クッテラーナとササビーは聞いた事がある街だけど他は知らないな。
「ユリアン?クッテラーナとササビーしか知らないんだけど他の街はどこら辺にあるの?」
「かなり離れた場所にある小規模の村ね」
帝国の領地は広く小さな村の数はかなりあるから聞き覚えが無かったんだね。
「どの遺跡から調べる予定なの?」
ユリアンは少し考えた後口を開く。
「帝都から少し離れた場所にあるクッテラーナからの予定よ」
確かクッテラーナは帝都から2週間位の距離にある街だったはず。
「楽しみだね」
それから私達は馬車に揺られながら世間話をしながら過ごした。
「ん?休憩なの?ムーアさん?」
グレンさんの隣にいる角刈り騎士の男性が真剣な顔で振り向いて口を開く。
「道がふさがれてます、もしかしたら盗賊の仕業かもしれ・・・・・来た!!」
ムーアさんとグレンさんが剣を引き抜き構えるのを見て私とユリアンも戦闘態勢を取り馬車の後を睨むように見る。
そして5分もしないうちに前から戦闘音が聞こえ始め、、、うしろからも10人位の身なりの汚い男が見るからに古そうな剣を構えながら近寄って来た。
「ふむ・・・・・」
私はそれを見て【エアブレイド】を向かってくる盗賊目がけて打ち込むと6人ほどが【エアブレイド】に切り裂かれ倒れ残りの4人が仲間がいきなり死んだことで足を止め死んだ仲間を見て動かなくなる。
「んじゃ私も動くわ」
動かなくなった盗賊を見てユリアンがそう言った後に馬車を飛び出して驚いて固まっている盗賊共ぶん殴り始める。
「あ!ティファはここに居ようね」
ティファが外に出て戦い始めようとしていたのでそう言ってティファを抱きしめてから外を見たらもう戦闘は終わりユリアンが動かなくなった4人を一か所に纏めていた。