軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

私だったらかなりへこむ!!

ドン引きするユリアンの隣で私は真っ二つになったアイアンアントの切断部を確認するべく観察する。

「これは使えそうだけど、使い所を選ぶね」

合成版【アクアニードル】を放ったら味方が巻き込まれました・・・・なんてのはありそうで怖い。

でもこれは使える合成魔術と言えるんじゃないかな?

「さて次は・・・・」

次はどんな魔術を合成しようかと考え始めるとドン引きしていたユリアンが現実に戻って来て私を見て口を開く。

「ねえリア?一度戻りましょう、お腹が減ったわ」

ユリアンにそう言われて私もお腹が空いてきたので頷き口を開く。

「私もお腹が空いたから戻ろう」

私達は遺跡に戻る事にした。

「お帰りリア」

宿舎に戻るとシアが書き仕事をしながらそう言って来たので私は首を傾げて口を開く。

「あれ?もう私の書いた資料ってないんじゃなかった?」

アグリに戻る前にここで研究して書き込んだ資料は全部複写したって言ってたはずだけど?と思いそう聞くとシアが溜息をついた後に口を開く。

「今書いてるのは貴女が新しく書いた【多重発動】に関しての資料よ、この後に【合成魔術】に関する資料も残ってるわ」

確かにアグリに戻る前に書いたね。でも最初に【多重発動】の資料を複写して正解だと思うんだよね。

「シア・・・運が良かったね」

私がそう言うとシアが首を傾げて口を開く。

「運が良かったって何?」

「【合成魔術】に関する資料はもっと増えるよ?纏めて書いた方がいいからラッキー!!と思ってて」

全部の資料を複写したと思ったらまた増えるとか私だったらかなりへこむ!!そう思いながらシアにそう言うとシアが深い溜息をついた後に私じゃなくてユリアンに視線を向けて口を開く。

「で?今度は何をやったのユリアン?」

シアさん言い方!!その言い方じゃ私がいつも何かをやらかしてるって言ってるようなものじゃん!!

「【合成魔術】の実験でアイアンアントに風穴開けたり真っ二つにしたりしてた」

・・・・・・ユリアン?何で視線を逸らしながら答えるの?ねえこっち見て?

「はぁぁぁぁ・・・・・後で私にもその【合成魔術】を見せてくれる?確認しておきたいわ」

何で額に手を当てながら言って来るのかな?私別に変な事してないよね?

「リア?」

私が返事をしなかったらシアが真剣な顔でそう言って来たので私は頷き口を開く。

「わかりました!!」

やっぱり怖いですシアさん!!

「これは・・・・・・・」

合成版【アクアニードル】を受けて真っ二つになったアイアンアントを見ながら顔を引き攣らせながら呟くシアを見ながら私は口を開く。

「この【合成魔術】は仲間がいない所で使う魔術だね、仲間を巻き込みかねないし」

私の言葉にシアが真剣な顔で口を開く。

「リア・・・これから様々な組み合わせで試してみるんでしょ?」

シアの言葉に私は口を開く。

「今の研究テーマは『同じ魔術同士を合成したらどうなるか』だね、前回のテーマが『様々な魔術同士を合成したらどうなるか』だよ」

だから私が書いた資料は『様々な魔術同士を合成したらどうなるか』となるんだ。

シアは私の説明を聞き少し考えた後にユリアンに視線を向けて口を開く。

「ユリアン・・・・頑張って見張って」

私が何かやらかすと思ってるでしょシア!!!