作品タイトル不明
確かにその可能性は高いかも!!
これで誤魔化す!!と思ってそう言ったら離れていた皆が私の所までやって来て現れた通路を見る。
「これ何処に行くのかしら」
通路を見ながらユリアンがそう言えばアンディさんが真剣な顔で口を開く。
「あの魔術で通路が多少は荒れてるが進めそうだな」
まあ使ったのは風魔術だから『吹き飛ばす』ていう感じになるからね。
「それじゃあこの通路を進んでみよう・・・・あ!少し待って」
私は進もうとした足を止めてもう一度落ち着いて通路を観察する。
「どうしたんだフローリア?」
アンディさんが何か見つけたのか?という感じの顔でそう聞いて来たので私は通路を見たまま口を開く。
「トラップがあるかもしれないでしょ?」
私の答えに納得した顔になったアンディさんが少し考えた後に口を開く。
「確かにその可能性はあると思うがお前さんの魔術で全部吹き飛んだんじゃないのか?」
あ!確かにその可能性は高いかも!!
「まあ用心するに越したことはないでしょ?」
そう言いながら不自然なエーテルがたまってる場所がないかを確認しなんの問題も無い事を確認した後に私は口を開く。
「何もないから進んでみよう」
私はそう言った後に通路へと足を踏み入れてそのまま進み始めて私の後を追うように皆がついてくる。
「一応周囲の壁に何かないかを見ながら進んでね」
この場所みたく壁に何か仕掛けがあるかもしれないからね。
そんな事を考えながら私達は通路を進んだ。
「あれ?」
通路を進むこと約30分、何事もなく突き当りが見えて来たので首を傾げて口を開く。
「もしかして脇道見逃した?」
私がそう呟くと後ろにいるユリアンが真剣な顔で口を開く。
「確認しながら進んできたけど脇道は無かったわよ?」
だよね?脇道があれば皆で相談して進むかどうかを相談してるはずだしね!そう思いながら突き当りの壁を調べようと手をのばしてその手が壁をすり抜けた。
「ふあ?」
乙女らしからぬ声を上げてしまったけどこれは仕方ない!だってすり抜けるとは思ってなかったんだもん!!
すり抜けた手を戻して後ろに控えているシア達に視線を向けて口を開く。
「どうやらこの壁は幻術みたい、ここに入ったら何があるか分からないから戦えるようにしておいて」
シア達は私の言葉を聞き真剣な顔で頷く。
皆がいつでも戦闘できるようになったのを確認してから私は壁に向かい歩き始め・・・・そして壁をすり抜けた。
「ダンジョン内みたいだね」
突き当りの壁を抜けたらダンジョンでした!!って感じになったので少し驚いた。
「あの通路は遺跡に向かう為の別ルートって事?」
後から出て来たシアが周囲を確認しながらそう呟くのを聞いて答えようとしたらその後に出て来て周囲を確認したアンディさんが真剣な顔で口を開く。
「多分あの通路は非常口みたいなもんなのかもしれないな」
へ?非常口?何でそんな答えに行きついた?
「どうしてそう思うの?」
私が不思議に思いそう聞くとアンディさんが真剣な顔で口を開く。
「フローリアはあの遺跡を見つけた時鍵はかかってたか?」
私はその問いに首を左右に振る。
「だがあそこは鍵がかかっていた・・・・つまりは普段使う事のない場所だった・・・まあ当時あそこで研究をしていた奴等が鍵を持っていたかもしれんから推測でしかないけどな」
まあそうだね、でも色々推測するのが楽しいんだよね!!