軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

実証する日が来るとは思わなかった!!

シアは【アンダーグラウンド】から離れていく魔物を見ながら口を開く。

「リアは魔物が【アンダーグラウンド】に入ってこないと判ってたの?」

シアが私と同じように魔物を見ながらそう聞いて来たので私は首を左右に振り口を開く。

「『もしかしたら』って感じだったよ」

私がそう答えるとシアが真剣な顔で私を見ながら口を開く。

「何故そう思ったの?」

シアの問いに私は少し考えてから口を開く。

「どこのダンジョンもそのダンジョンで出る魔物って決まってるじゃん?」

例えば【アンダーグラウンド】ではアースドラゴンやアイアンアントとか決まった魔物しか出ない。

「そうね」

私がそう言うとシアは真剣な顔で頷く。

「逆に言えば『それ以外の魔物は出ない』って事なんだよ、つまりは『そのダンジョンの魔物以外はダンジョンに入る事はない』かも・・・・と考えた事があるんだよ、もし他の魔物がダンジョンに出入りしていたらダンジョンで出てくることのない魔物も出てくることになるからね」

私が潜った事のあるダンジョンは3つしかないけどダンジョンには其々の特色があってその特色に適合した魔物が出てくる。

逆説的に言えば『適合しない魔物は出てこない』のだ。

「なるほどね・・・そこまで考えた事なんて無かったわ」

シアが感心したような顔で私を見ながらそう言って来たので私は苦笑しながら口を開く。

「まあそう考えただけで実証してはいなかったんだけどね」

まさか実証する日が来るとは思わなかった!!

「それとシア」

私がシアの名を呼ぶとシアが私を見て首を傾げる。

「後は任せていい?少し疲れた」

さすがに上級魔法の連発は応えた・・・・多分20発以上はは打ち込こんだよね?まあ練習になるからいいんだけど休みなしに連発はきつかったから眠気が凄いんだよね。

「あれ?」

目を覚ますと見た事のある天井・・・遺跡の宿舎の天井だ。

私は体を起こしながら何で寝ていたのかを思い出そうと考え込むと黒い塊がベッドの下方ら飛び出して来て私に襲い掛かって来た。

「うわっ!!ってティファ?ってくすぐったいよ」

私の頬を一生懸命に舐めるティファの頭を撫でながらそう言ってからモフリ始め堪能しているとシアが部屋に入って来て私が起きてるのを見てホッとした顔になり口を開く。

「起きたみたいね、よかったわ」

ティファをもふりながらシアに視線を向けて口を開く。

「私どれくら寝てた?」

多分シアにお願いした後すぐに意識を失ったんだろうと思いそう聞いてみた。

「丸一日って所かしら?心配したわ」

心配そうな顔で私を見ながらそう言って来たシアを見ながら私は口を開く。

「高位魔法の連発が効いたのかもしれないね、エーテル切れは起こさないけど精神的にかなりきつかったんだよ」

【魔法】はエーテルを使い現象を起こすからずっと気にせずに使える・・・・と思ってたんだけどなんか精神的に疲れがたまって来た後にかなりしんどく感じた、恐らくは術者の精神力みたいなのも使うのかもしれない。

「もう大丈夫なの?」

私の顔を見ながらそう聞いて来たので私は頷き口を開く。

「もうすっかり気怠さが取れたと思う、それで?調査隊の被害って出た?」

【アンダーグラウンド】に入ってすぐに意識を失ったからどうなったか知らないんだよね。

「【アンダーグラウンド】に入った時点で怪我人はいないわ、けどこの遺跡に来るまでにアースドラゴン3匹と遭遇して怪我人が出たわ」

それは災難だったね、でもアースドラゴン3匹相手に怪我人が出ただけで済んだのは運がいいと思わないとね。

「それでどうするリア?このまま遺跡に引き篭もって研究しておく?それともアグリが心配そうならアグリに戻る?」

シアの質問に私は首を左右に振り口を開く。

「【スタンピード】位でアグリが落ちる訳ないじゃん?だからこのまま研究をしよう」

【スタンピード】で怯える奴はアグリには住んでいないと思うよ?むしろ獲物が向こうから来た!!って喜んでると思う。